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2011年9月 Fly Fishing Report
渓流に 竿振りまわす 五十路かな

今年は忘れられない年になった。
阿武隈の人たちはふるさとを追われた。
田んぼや畑で農作物も作れない。家畜も飼えない状況。
そして、渓流釣りという、ささやかな楽しみさえも奪われてしまった。


※渓魚たちはすべてリリースしてますのでご安心を。


●釣行年月日 2011.09.17-18(土・日曜日)NEW
 河川名称   Z川(宮城県)
 釣行時間帯  17日14:30−16:00 18日08:30−11:00
 天気      晴れ
 気温      28度
 水温      12度
 釣果      イワナ 8尾
 ヒットフライ    イワイイワナ #12、蜘蛛フライ#16


 標高1300mの岩魚の渓流。山はもう秋の気配が・・・
すでにシーズン終了間近なのに釣欲に火がついた。
来シーズンまでどうしたらいいの?トホホ・・・


2011年6月 Fly Fishing Report
渓流に 竿振りまわす 五十路かな

渓流のそばで見つけたシシオドシ。
どんなところにもそこに住む人たちの生活があります。
われわれ釣り人はどんな時もマナーを守りたいものです。


※渓魚たちはすべてリリースしてますのでご安心を。


●釣行年月日 2011.06.17(金曜日)
 河川名称   T川(山形県)
 釣行時間帯  08:30−12:00
 天気      曇り
 気温      17度
 水温      13度
 釣果      イワナ 5尾
 ヒットフライ    アダムスP #16


 震災前の生活に早く戻りたいがまだまだ時間が必要だ。長い道程なら好きなことも楽しみながらストレスを溜め込まないようにするのがベスト。避難生活を続けている人たちに比べれば、こうして渓流を訪ね歩けるだけでも自分は幸せなのだ。ここは毎年5月に来る渓流。今年は震災のおかげでちょっと遅れた。命の洗濯、しっかり楽しもう!

 

 フライは前回と同じアダムスモドキ#16。ヤマメと違ってゆったりした流れの中から出てくれたイワナ。フライが小さいのでバックリと喰っている。ブラックジャックよろしくフォーセップで慎重にはずしてあげた。ついでにストマックをしたら蛾のようなものが出てきた。エルク・ヘアー・カディスそのものって感じ。E.H.カディスに変えようと思ったが面倒なのでそのまま釣りあがることにした。これがそもそもの間違いの始まりだった。


 綺麗な流れ。落ち込み、緩やかに流れてはまた落ち込みと続いている。イワナが好みそうな流れが続く。渓流沿いの木々は緑を濃くして覆いかぶさっている。この下もまたイワナにとっては絶好の隠れ家となる。ラインを出しすぎるとフライを取られてしまうので腰を低くして、あるいは立膝をついてキャストするスタイルになる。


 蜘蛛の巣があちこちに張り巡らされている。5月に来ればこんなにはないんだけどね。かなりひどいので嫌になった。しかし、蜘蛛の巣も役に立つことがある。どんな水生昆虫がいるのかすぐにわかる。この渓流の虫はみんな大きい。フライを変えようかと思ったが、やはり面倒なのでそのまま続行することにした。


 おなかがパンパンになったイワナ。あの虫を腹いっぱい食べたんだろうね。しかし、この後からイワナに毎回逃げられることになるとは。ここで大き目のフライにチェンジしておけばツ抜けは間違いなかったんだけどね。


 ヒット!ロッドを立てるとフライが宙を舞う。あれ?なんで?ヒット!ラインを引いて合わせたつもりがガツンといって軽くなる。ウソ〜!うまくいったかと思うと取り込み途中でフライが外れる。オイオイ(−−;ヒットさせるもすっぽ抜けて逃げられるという状況が続いた。どうしてだ?


 結局、同じような状況が続きすっぽ抜けの連続。とうとう現場ではわからなかった。渓流を離れて考えてみたがフライが小さいのにもかかわらずヤマメの合わせになっていたんじゃないかと思う。一呼吸おいてからゆっくり合わせるべきだったのかもしれないな。蜘蛛の巣攻撃にあいかなり雑な釣りになっていたんだろうな。写真の撮り方も本当に雑だ(笑)


 今回はイワナ釣りの難しさを味わった。それに折角ストマックしているのに面倒だからとフライをチェンジしなかったアホらしさも(笑)次回はもっと丁寧なフライをしような。12時納竿、イワナ君、降参です。m(_'_)m

  I wish your good Fishing.(^^)

●釣行年月日 2011.06.15(水曜日)
 河川名称   UT川
 釣行時間帯  09:00−13:00
 天気      晴れ
 気温      22度
 水温      17度
 釣果      ヤマメ17尾
 ヒットフライ    アダムスP #16

 3月11日東日本大震災発生と東京電力福島第1原発事故により福島県浜通りは大変な事態に陥ってしまった。浜通りの市町村が避難地区に指定されたり屋内待機、緊急時避難準備区域や計画的避難区域の対象。安全とみなされている地域でも普段の何十倍もの放射線量が検出されて釣りどころではない雰囲気になっていった。

個人的には津波による被害と原発事故で仕事も一時休業状態になりパニックになる始末。原発事故の収束がはっきりしない限りこの不安はなくならない。ストレスは日に日に増すばかり。さて、どうするかだ。。。

3ヶ月が過ぎて原発は小康状態。仕事も以前のようにはいかないもののボチボチ。釣り仲間のサイトやブログをみていたら無性に釣りがしたくなってきた。こうなるともう尻が落ち着かないのだ。もうこれ以上の我慢は身体に良くないと思った(笑)

向かった先はホームリバーのひとつUT川。阿武隈山地最北端に位置するヤマメだけ生息する渓流で私のもっとも好きな川だ。気温21度。水温17度。微風。最高の釣り日和。

 

 渓流沿いの葦はもうすっかり伸びていた。でも渓相は変わっていない。底石がちょうどよい感じにありヤマメが好んでつく場所がたくさんある。葦の下も抉れていて格好の隠れ場所となっている。その渓流を横目で眺めつつ準備を始める。ブーツフットタイプのウェーダーはすぐ履けるので最高。準備には5分とかからない。長年の修行の成果(笑)

ロッドは真竹ロッドの7フィート#4。リーダーティペットでロッドの倍の長さで14フィート。フライはアダムスパラシュート#16(※ブラウンハックルがなかったのでグリズリーのみで巻いたからアダムスモドキだね)

どうやら先行者はいないようだ。すでに両脇の葦の中を歩くことは出来ない。これから先は川の中をジャブジャブと遡行するに限る。フライを葦に取られないように気をつけて先に進む。早く動くのは禁物、ゆっくり、ゆっくり。フライを流心に置くとすぐに反応がありヒット!


 これは1匹目のストマック。カジカかな?ストマックしてて魚が出てきたのは初めての経験。ヤマメはフィッシュイーターであることを忘れてるフライマン(笑)ストリーマーありだね。

  

 ちょっと深いところで出たヤマメ。さっきのよりは大きくなった。一昨年、河川工事が行われたところで去年は全く駄目だった。どうやら今年はヤマメが戻ってきたらしい。底石もしっかり入っているようだから今後も期待できそう。


 こうやって見るともう夏!て感じですね。中央の反射鏡の下あたりでは蕨が取れたんだけど今年はすでに終わり。来年のお楽しみってことで。このポイントはカディスで逆引きすると面白い。ヤマメが追ってくるのがみえるスリリングな釣りが出来る。釣れた時は、してやったり!と思う。あっ、フライはナチュラルドリフトが命と思っている人はやめるように。

 

 川沿いには桑の実が沢山なっていた。赤いのが未熟?で、紫色になってるのが完熟?少しつまんでみたが、懐かしい味がするんだよね。幼い日、遠い日を思い出してしまった。青い空と赤い桑の実、フライフィッシングに良く似合う。

  

 ヤマメはポンポンと出てくれた。やっぱり釣り人が少ないのだろうか?それとも、ヤマメたちが私を歓迎してくれているのかな?この川のアベレージサイズ。このサイズでも真竹ロッドは柔らかいので結構楽しめる。まちがって、でかいのが掛かったりしたら慌てますけどね。あとは腕だね。いや、運か。(笑)


 ストマックです。かなり大きなシャックですね。大きいのはチカラカゲロウかな?上はマダラかな?なるほどね、アダムスモドキで釣れるわけです。

  

 本日のポイントは瀬。まさにフライで釣りするための日和です。もうすぐお昼なんだけど釣れ過ぎてなかなか脱渓地点までたどり着けない。でもいい、昼飯は後で食べれるが、この楽しさはやめてしまうには惜しすぎる(笑)この楽しさは、わかる人にはすぐにわかるが、わからない人には永遠にわからないんだろな。

  

 脱渓地点まであと少しのところでおいしいポイントが。こんな感じのところはうっかりすると素通りしてしまうポイント。やっぱりこの流れでヤマメが沢山出てくれましたよ。ラストスパートは4連荘のヤマメ。深さは20cm程度。うそみたいな話だね(^^;

 

 終点です。苔むした岩と水が綺麗です。隣は今回活躍してくれたアダムスモドキ#16。久々の釣りモード全開の釣行は良かった。このまま仙人になって渓流に居たいけどね。現実逃避はここまで。ストレスは解消され大満足で13時納竿、お疲れ様でした。

 
途中で見つけた蕎麦畑。蕎麦って夏も採れるんですって。。。楽しみ!

  I wish your good Fishing.(^^)





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