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2010年9月 Fly Fishing Report
渓流に 竿振りまわす 五十路かな

秋の気配が感じられるようになりました。
夏のあいだ元気のなかった渓魚たちも元気を取り戻すころです。
今シーズンあと何回釣りにいけるでしょうか?

※渓魚たちはすべてリリースしてますのでご安心を。


●釣行年月日 2010.09.11(土曜日)
 河川名称   SAGAE川
 釣行時間帯  14:30−16:00
 天気      曇りのち雨
 気温      未計測
 水温      未計測
 釣果      レインボー1尾 ウグイ 沢山(TT)
 ヒットフライ    アレキサンドラ #8

 午後2時大井沢C&R区間朝日山の家前に到着。今回は同じ町のSさんとの釣行です。山の家前には見たところ2、3人のフライマンがそれぞれのポイントを攻めています。だいぶ前から日程を調整していたんですがお天気が良くなさそうです。案の定、雨がポツリ、ポツリと降ってきました。こうしちゃいられないここまで来たんだから釣りだ、釣りだ。

 山の家の下流西側のポイントです。ドライフライを流してみたんですが無反応。で、次はニンフを沈めてみました。ニンフにも無反応。ピックアップしていると赤い蛍光色のインジケーターに全身を見せてアタックしてきた魚がいました。ウソだろ(^^;。
再度、ニンフを流します。そしてピックアップすると・・・バシャ!やっぱりでた(^^;
そこで考えた、ウエットか・・・。フライボックスにあるのはずいぶん前に捲いたアレキサンドラ#8。ダメもとなんだからこれでやってみよう!

 対岸の張り出している枝に引っかからないようにキャスト。メンディングしてフライを先行させる。ラインが伸びきる。フライが持ち上がる。縦のスイングが始まったところでガツン!向こう合わせでレインボーヒット!ラッキー。ガッチリと下顎にかかっています。やるな、アレキサンドラ!周りを見たらば誰もいなかった。だれかに見られたかったな(笑)

 

 だんだん雨が強くなるなか場所を上流へ移動。ここではウグイの猛攻にあいあえなく退散。山の家前のテトラを狙おうとフライチェンジしていると川の水が濁ってきました。あれ?さっきまで見えていたテトラがない?増水?ヤバイです。おそらく上流で豪雨があったのでしょう。途中の釣りをしている人たちに声を掛けながらあがります。午前中に入渓出来ていれば楽しめたのに・・・残念。

 と、いうわけでこの後は大雨洪水警報が出されるなか釣り場を転々。どこも洪水(TT)
結局、釣りせずに帰りましたとさ・・・これもまた忘れられない釣行になりました(笑)

 2010年の釣行も終わりました。オフシーズンはロッドのメンテナンスから始まってフライの補充、来年用のロッド作りやらやることがいっぱいあります。そうそう、管理釣り場にも行かなきゃね。さて、来年に向けて再出発です。

  I wish your good Fishing.(^^)

●釣行年月日 2010.09.05(日曜日)
 河川名称   SEP川
 釣行時間帯  13:30−16:30
 天気      晴れ
 気温      26℃
 水温      18℃
 釣果      イワナ 4
 ヒットフライ    アダムスP#13

 今日も里では30度を超える猛暑です。暑いので車の窓を閉切ってエアコンをフル稼働。峠越えの急な坂道を走ると窓の外は濃い緑が綺麗で眺めながらのんびり走りました。実は愛車のパワーがなくて同じスピードで走れないというのが本当のところです(笑) 
ほら、山の林道にはもうススキ。秋の気配がしますね。

 林道を走り抜けて渓流に着いてみると外は涼しい。気温26度。林を抜けてくる風はとても清々しい。里とはかなり違うので驚きました。さてと・・・橋の上から川を見てみると魚影が見えました。いる、いる。早く釣りたい!入渓場所へと急ぎました。

 水質クリアー。水温18度。川面を吹く風は24度とても涼しい。水の中に入ってみるとウェーダー越しに水の冷たさが伝わってきた。とても気持ちのいい渓流です。いい時に来たかもしれないぞ・・・と思いました。今回のフライはアダムスパラシュート#13をチョイス。夏のフライは大きくてボテッとしていて好きになれないのですが、このフライは別。大きなシルエットだけれど軽いので好きですね。

 連続した落ち込みでヒットしたイワナ。白泡が消えかかる沈み石のあるポイントは見逃さないようにします。見ての通り一寸一景。イワナがどこにいてもおかしくないポイントがたくさんあります。こういう場所ではなかなか前に進むことができませんね。

 

 2匹目のイワナ。写真を撮るから〜 と、言ったらあっち向いたイワナ(笑) ストマックしてみたら派手な毛虫がたくさん出てきました。緑色の虫はブナ虫かな?

 暑い夏には元気のなかったイワナたちもそろそろ元気を取り戻してきているようです。コンディションの良い渓魚がフライに反応してくれるだけでも楽しい。里の暑さ忘れますね。

 

 瀬で出たイワナ。水深は20センチ位しかありません。このサイズがここのアベレージです。最近はリーダー4X9フィート、ティペット5X4フィート、6X4フィートとちと長めなシステムを使っています。イワナの反応がまるで違うので驚いています。ロングティペットは釣れるということです。

 

 手前の大石に隠れてキャスト。落ち込みの手前でヒット!綺麗なイワナでした。一投目で思惑通りフライを流してヒットさせるとほんと気持ちがいいですね。7月8月はクモの巣が多くてロングティペットはハッキリ言ってきつかったです。春先とクモの巣がなくなる今からなら最強ですね。

あなたならこの流れのどこにフライを流しますか?

 

 16時半、納竿。山の日暮れはつるべ落とし。何が起きるかわかりませんのでいつも早めに里に下ります。トリカブトの花はもうすぐ終わり。林道にはススキ。山の渓流はもう秋ですよ。

 


2010年7月 Fly Fishing Report
渓流に 竿振りまわす 五十路かな

暑い季節だからこそ渓流に出かける。
そこは天然の冷房を備えた最高の居場所。
渓流の木漏れ日の中を歩けるのはやはり釣り人の特権ですね。

※渓魚たちはすべてリリースしてますのでご安心を。


●釣行年月日 2010.07.23(金曜日)
 河川名称   SH川
 釣行時間帯  09:30−12:00
 天気      晴れ時々曇り
 気温      24℃
 水温      14℃
 釣果      イワナ 5
 ヒットフライ    イワイイワナ#12


 R13栗子峠を下り米沢市内に入ると気温はもう30度を超えていました。今日も暑くなりそうです。さらに1時間半、飯豊山の麓まで来るとそこはもう別天地です。気温24度。水温14度。清冽な流れの上には靄が漂っています。森を抜けてくる風がひんやりとして気持ちがいい。何年も通っているこの渓流は、いつ来ても気持ちがよく大好きなんです。


 この清冽な流れを見ているだけで暑さがどっかに飛んでいきますね。かといって見てるだけでは済まないのが釣りバカです(笑)さっそく真竹ロッド7フィートをチョイス。わりと開けた渓流なのでリーダーティペットを少々長めにして大きなイワイイワナを結びました。ハッキリいってイワイイワナはボテッとして少々使いづらい。マテリアルのフロスが水を吸うからかもしれません。もうちょっと軽めに仕上げられれば良いフライになると思うんだけどな。改良の余地ありますね。水に入るとウェーダー越しにその冷たが感じられこれがとっても気持ち良い。


 入渓後まもなくヒット!あっさりとネットに入ったので小さいイワナかと思ったらなかなかのイワナでした。きっとこの連日の暑さでバテていたのでしょう。フライを餌と間違えてがっちり喰ってくれました。白い斑点がハッキリしているイワナです。腹のほうにかけてボカシ入ってますね。

 「魚釣りのすべては最初の一匹にある。一匹釣ったらそれでいいのだ。魚の大小にかかわらず、最初の一匹に全容があるのだ。その戦慄も、その忘我も。by 開高 健」 

同感。イワナを狙ってイワイイワナでイワナを釣る。こちらの思惑通りにイワナが出てくれるとやっぱりうれしい。

  

 水深はせいぜい股下くらい。川底には石が入っているのでどこから岩魚が飛び出してきてもおかしくはないですね。一寸一景、変化のあるところはフライを流してみます。石の前を流すと必ず反応があります。今日のポイントはここかな?フライを喰えないイワナもいますが、まぁ〜いいでしょう。許してあげる(笑) 楽しく、リズミカルに釣り上がることも大事ですよね。


 瀬、落ち込みと開豁な良いポイントが続きます。いつも6月までは雪渓があるところです。この辺りの平均降雪量は2.5メートルと言われています。冬の景色はどんな風になっているのかちょっと想像がつきません。


 ここにはニッコウイワナとエゾイワナの2種類がいるってきいてますが、これはエゾイワナ風って感じですね。

  

 イワナの居場所は落ち込みの肩でした。合わせて後ずさりしたところで石に躓いて転倒してしまいました。後頭部をコツン!背中と右腕打撲です。はぁ〜最近多いな(^^;捕食していたのは甲虫です。花はトラノオでしょうか?短いからネコノオ?


 山の谷からは冷たい水が林道をまたいで川に流れ落ちてきています。ここが最高に涼しいんです。まさに天然クーラー。これを体験すると、もう家になんてこもっていられません。絶対にもう一度行きたい思うことでしょう。

  

 12時を過ぎたので納竿。車に戻ってランチタイム。釣行定番のコンビニおにぎりとカップヌードル。これが美味しい。麓に戻って温泉です。白川温泉といって眺望のとてもよいお風呂がお気に入り。遠くに飯豊連峰、眼下には広がる白川湖。大自然に包み込まれたような解放感が身も心もリラックスさせてくれます。夏場釣行フルコースきてよかったです。

では、また(^^)/

●釣行年月日 2010.07.11(日曜日)

 河川名称   KT川
 釣行時間帯  7:30−11:00
 天気      曇り時々晴れ
 気温      23℃
 水温      13℃
 釣果      イワナ 8
 ヒットフライ    クイルボディーP#13

 そうめにすと倶楽部の焚き火オフに参加してまいりました。
10日の夕方に山形県大井沢キャンプ場に到着。さっそくキャンプ場前でロッドを振ったのですが、前日の雨で濁りが入って鱒たちはご機嫌ななめ?ドライから始まってウエット、ニンフとやってみたんだけどノーヒットでした。でも、思いっきりロッドが振れたし、そうめにすと倶楽部の皆さんと会えたのがなにより嬉しかったですね。釣れなくてもご機嫌です。その夜はもちろん宴会で、近況や、釣り自慢、釣り場の情報交換をして親睦を深めたのであります。また飲みすぎました(^^;

  

 翌朝の大井沢です。だいぶ濁りが取れたので狙ってみましたがやはり鱒はご機嫌ななめでした。キャッチ&リリース区間はあきらめて上流のイワナを狙うことにしました。KT川の情報は昨晩の宴会でバッチリ仕入れてありました。今回は茨城から来られたNOBEさん&KUMIKOさんとご一緒。ふたりともこの川は何度も来られているということでたいへん頼もしいのであります(^^)

 今日は梅雨の晴れ間。お天気はもちそうです。一見するとロッドが振りにくそうな感じだったけれど入渓してみると結構開豁な渓流です。大井沢に比べて濁っていないし感心するくらい綺麗です。豊かな自然がそうさせるのでしょう。イワナを狙って入るのは今年初めてかも。最初はポイントが読めなくてしばらくフライには無反応。NOBEさんたちに聞いてみるとそんなことないらしいんだけどね。魚影が濃いし毎回良い釣りをしている、と言うのですが。。。arareさんが釣り上がったポイントで2匹かけたって。。。(^^)オイオイ どうやら僕の釣り方に問題があるようです。イワナが足元から逃げていくのが見えました。もしかしてストーキングかな・・・。ラインを多めに出して距離をおいて釣りあがることにしました。

 水が綺麗な分、イワナから釣り人が丸見えなんだと思います。腰を低くして、抜き足、差し足、水には入らない、音をたてない。なんとかイワナを釣ることが出来ました。この調子だよ〜。今回使用したロッドは真竹で作った7フィート。やわらかいからこのサイズでも面白く釣ることができます。水を弾くオイル仕上げってはまりそうだね。偶然にもNOBEさんたちもGENさんの真竹ロッドだった。GENさんの竹竿は軽くてとてもいい。どうしたらあんな感じに出来るのだろう?こんど本人に聞いてみよう。宿題が出来たね。

 木漏れ日の中を釣り上がるNOBEさんとKUMIKOさん。ふたりは絵になってますね。それにこの渓流はとても雰囲気がいいよ。交互に釣り上がって行くのだけれど流れが二つになったりしてそれぞれにイワナたちはいる。そして、また流れがひとつになる。お互いにその都度流れを独り占めに出来る。最高だね。

遡行していくうちにポイントは瀬ということがわかりました。瀬にいる魚は広い範囲を見ているから瀬尻に釣り人が立っただけで怯えて逃げる。それを知らない釣り人がいくらフライを流したって釣れるわけはないよね。イワナの気持ちを理解出来るようになればいくらでも釣れる。も〜ちょっとなんだけどな(笑)


 この瀬が面白かったんですよ。こんなビックリするような浅い所にイワナがいるんです。連続して5尾もヒット。もちろん手前から徐々に釣り上がったんです。キャストは水に入らないで離れた河原から慎重にね。するとイワナはなんの躊躇いもなくフライに飛びつく。
いいとこめっけ!ひとりニヤニヤして釣ってはリリース。これほどの歓迎はないよ(笑)


 フライが流れるとゆっくり浮き上がってパクリとやる。それからゆっくりあわせる。イワナ釣りの楽しさってこの「ゆっくり」にあるんじゃないだろうか。歓迎してくれたイワナ君。イヤイヤする格好は最高に可愛いですね(笑)

 そろそろ脱渓地点。最後のポイントをふたりに譲っていただいてイワナをヒット。これで気分良く納竿できます。NOBEさん&KUMIKOさん、ありがとうございました。4年ぶり?に、ご一緒させていただきとても楽しかったです。またどこかの渓流でお会いしましょうね(^^)

そして、そうめにすと倶楽部主宰の郁楓さん素晴らしい機会をありがとうございました。
倶楽部の皆さん、ありがとうございました。楽しかったぞぉ〜。また、よろしく!


2010年6月 Fly Fishing Report
渓流に 竿振りまわす 五十路かな

素晴らしい景色を見ながら釣りが出来るのは最高の贅沢ですね。

※渓魚たちはすべてリリースしてますのでご安心を。


●釣行年月日 2010.06.02(水曜日)

 6月と言えば、山は一段と緑が濃くなる季節。渓流には葦が生えて渓魚たちの活性は最高になります。待ってたんですよね〜この季節を。

バンブーロッド「ギャリソン209E 7’9” #5」レプリカの魂入れです。 この日もやまめの活性は高く、良い釣りが出来ました。見ての通りアベレージサイズで入魂です。

 渓流を吹き抜けてくる風が気持ちよかった。

 #5ということで硬くてヤマメを弾くんじゃないかと思ってたけど全然そんなことはなかった。クンクンと気持ちのよいヤマメの感触が手元に伝わってきて楽しいロッドですね。
さすがギャリソン。

 7フィート9インチのバンブーだから長い分持ち重りするけど、粘りがあってしなやかな感じは好みに合うよね。下手なキャスティングをカバーしてくれる感じで、バンブーロッドがラインやフライを運んでくれているよう。

 ちょっとだけ幅広なヤマメがかかった。フライはクイルボディーパラシュート。

左の大石の下から飛び出した。良い型のつくポイントは意外とこんな感じのところかも。

オイル仕上げにしてみた。水を弾くこの感じもたまらなくいい(^^)

「竿を作って、釣りに行く!」どこかで聞いたコピーだけど、やってみた人はどれくらいいるのだろう?実際にロッドを作って、釣りに行くと、ここをこうしようとか、ああしてみようとか、課題が出来る。それが楽しいのかもしれませんね。(笑)

 じつは、ここで苔で滑って転倒。尾てい骨強打。起き上がれないほどの痛みで釣りは中止。運動神経というか、反射神経というか、衰えてきていますね。衰えさせない為にも釣り歩かなきゃね。皆さんも気をつけてください(^^)


●釣行年月日 2010.05.23(日曜日)

 23日の日曜日、いわきの渓流に行ってきました。5月分です(笑)ご一緒していただいたのはいわき在住のパルベリーさん。天気予報は、曇りのち雨。肌寒い感じですが水温は14度と鱒たちにとってはちょうどいい感じでしょうか。今回はフライフィッシング向きの開豁な渓流を案内していただきました。

     

 まずは小手調べ。前回ヤマメに遊ばれた近くの渓流に入渓。底には石が入ってどこからヤマメが飛び出してもおかしくありません。それにここ魚影が濃い。今回はリベンジを果たしてきました。下流からやってくれば1日遊べますね。アユが始まる前にもう一度来てみたいです。

 目的の川に移動しながらあちこちの川を眺めてきました。いまは田植え時期でどの川も濁りが入っていましたが、本命の渓流は開豁で意外に綺麗な水質なので驚き。水中には梅花藻が生えているんですね。鱒の匂いがプンプンします。

案内された入渓場所にはルアーマンが入っていたので下流へ移動し入渓。ヤマメが意外なところから飛び出したのでビックリしました。教えられたポイントでは大きなヤマメがスプラッシュライズ。「釣ってみろ〜!」とヤマメが言ったような・・・おぉ、挑発されている〜!!ムキになってフライを流したのですが相手にされず終わりました(^^;ハイ 

ここは開けているのでフライマンにはうってつけの渓流です。もう一度行きたい!

 落ち込みを狙うパルベリーさん。 パルベリーさんとの釣行は今回で2回目。どんな釣行スタイルなのかだいぶわかってきました。この渓流はここからここまで釣ったら、次の釣り場のポイントに移動。尺ポイントはここ、40オーバーはここ。地元の人でなければこうはいきません。

大物を釣る人たちは時間を見計らいポイント・ポイントを廻り成果をあげていると聞いたことがあります。なにも一日中、同じ川の中にいることはない。鱒のいる場所に、虫を捕食する時間にいればいい。パルベリーさん風にいえば「雨が降ったら夕方にあのポイントで・・・」となるのだ。

この渓流の上流に「籠場の瀧」と呼ばれているところがあって、この滝に機織乙女という、浦島太郎みたいな伝説があるとパルベリーさんから聞いてどんな伝説なのか調べてみた。籠場というのは、むかし、滝に大きなカゴを掛けて遡上してくる魚を捕っていたらしい。

■籠場の瀧の機織乙女■

 昔々、籠場の瀧で漁をしていたのは、この土地の長者江田の伴四郎。伴四郎は、漁をしている時に、腰に差していた剣をうっかり滝壺へ落としてしまった。剣は長者にとって自慢のものだったので、あきらめきれなく使用人を一同に集め「探し出した者には褒美を与える」と言うと、一人の若者が「私が探しましょう」と言って滝へ行き、底も知れない滝壺へ入って行った。

 するとそこには立派な部屋があって、美しい乙女が機を織っており、傍らには長者の落とした剣が置かれていた。若者は、剣を落とした長者の嘆きを乙女に訴えると、乙女から滝壺の様子を人に話さない事を条件として剣を返してもらい、滝壺から帰ってきた。

 この事がほんの一瞬の出来事だと思っていた若者は、一週間も経っていた事に驚いた。人々からも、どうしてそんなに長い期間水中にいたのだとしつこく聞かれるのに根負けし、ついに乙女との約束を破り、滝壺の様子を話し始めると、若者は急に命が絶えてしまった。それ以来、魚は滝より上に遡上しなくなったと伝えられる。

おしまい。

滝にもぐるつもりはないけれど、ヤマメという綺麗でグラマラスな乙女に出会いたい(^^)

パルベリーさんお世話になりました。6月本流釣行もよろしくお願いします!!
●釣行年月日 2010.05.02(日曜日)

 東京からかっちゃんが釣りに行こうとやってきた。ゴールデンウィークのこの時期はどの渓流に行っても釣り人であふれかえっているんだよね。せっかく遊びに来たのだからなんとか釣らしてあげたいと思うのが人情。思案の結果、萌え始めた新緑のきれいなとっておきの渓流を案内することにした。

かっちゃんは、フライフィッシングもやるテンカラ師?で、ルアーも餌もやる。
今日はテンカラ(笑)

昨年はあまり釣りが出来なかったといっていたが一投目からヒット!

 

 幸先が良かった。 気温23度、水温12度。お天気は最高の釣り日和となりヤマメの反応は良好。ここぞというポイントでは必ず反応があった。教科書どおりの釣りになった。かっちゃんが次々とヤマメを釣り上げていく。なかなかやるな・・・と、思った。いつの間にかテンカラ釣りに磨きがかかっていた。

 

土手に見つけたエイレンソウ?とヤマブキ。このヤマブキが咲く頃って阿武隈山地のヤマメ釣りは盛期になる。僕の一番好きな季節。河原の暖かい石の上での〜んびり昼寝でもしたい気持ちになるんだよね。

こんな感じのポイントは最高ですね。しかもここ、魚の臭いがプンプンします。釣り場で移動する時は、腰を低くし、ゆっくりと、ゆっくりと移動。出来る限り水に入らないほうがいい。手前からフライを落として反応を見る。

ヒットしたら静かに取り込み。上流部の魚を驚かさないようにすること。出なければ徐々に奥へとフライを落として流し反応をみていく。これで3尾はいけますよ。

今回釣行のMax。ズッシと重かった〜。毎回こんなのが釣れると良いんだけどね(^^)

ニリンソウの群生。春の野草に出会うと来てよかったと思います。

かっちゃん、お疲れ様でした。
今回は歩いたねぇ〜。そのぶん、たくさんのヤマメたちと遊べました。楽しい時間と楽しいおしゃべりをありがとう〜。最近、釣りに行くたび思うけど時間がたつのが早い。歳のせい?かもね(^^;

次回は、数年前に連れて行ってもらったあの思い出の渓流にもう一度つれてって!!

●釣行年月日 2010.04.25(日曜日)

 釣りバカ日誌のロケ地の「釣りバカの里?」福島県いわき市の渓流に行ってきました。ハマちゃんスーさんが会社サボって、この地でフライフィッシングをしたあげく遭難したあれです。今回は、いわき市在住パルベリーさんの案内ですので遭難はしなかった(笑)



 無垢のイワナ。イワナ釣りは山形と決めていた僕ですが、阿武隈山地にもこんなところがあるんですね。話を聞けば、尺越えも珍しくないらしい・・・。釣る時間帯と魚の活性があえばでてくるんだとか。釣師の話を聞く時は両手を縛ってから聞けと言いますが、どうも本当らしい
^^;イイコトキイタ

 下流域で釣れたヤマメ。活性が高かった。ここはと狙った所では、必ず出てくれた。この下流域がなんと住宅街の裏というところ。ここの住民は朝に夕に釣りが出来てうらやましい・・・。あちこちと釣り歩いたけれど夏井川水系だけでも1日では廻りきれないよね。
「サクラマスがね・・・」パルベリーさんの一言が忘れられない。
パルベリーさん、ガイドありがとうございました。次回もよろしく〜\(^O^)/
●釣行年月日 2010.04.21(水曜日)

 山形から郁楓さんとアキバさんがやってきました。今の時期、山形の渓流は雪代が入りまだ毛鉤での釣りは早い。そこで解禁当初から楽しめるこの福島県の浜通りでの釣りを楽しみにやってきたわけ。

天気晴朗なれど風強し。増水していたけど気にするほどではなかった。気温16度。水温12度。水質クリアー。幸い先行者がなかったのでプレッシャーの無いヤマメたちが遊んでくれましたよん。こんなかんじの里川が好きなんですよね。

    

 風が強かった。遡行しているとものすごい風が通り過ぎていく。その度に、キャストを中断させられてしまう。

いつもなら、今日の釣りは中止!と、なってしまうんだけれどヤマメの反応がものすごく良くてキャストするたびに出てくれるもんだから止められません(^^; まるで僕たちを歓迎しているかのようです。

歓迎してくれた川の妖精。美形。パーマークは宝石のよう。ヒットフライはアダムスP#14。
釣っては放し、放しては釣る・・・釣り人の至福の時が続きます。

郁楓さんはテンカラ釣りのベテラン。毛鉤釣りの多くの経験と研ぎすまされた技。悪条件の中でもヤマメを釣り上げていきます。ポイントの見極め方やフライの流し方など参考になることばかりです。
 
 
投げる人、見守る人。
 
    
 
白い花は、イチゲとニリンソウ。
郁楓さん&アキバさん、あっという間に一日が終ってしまいましたね。
楽しい時間をありがとうございました。山形での再会楽しみにしています!




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