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2006年10月 Fly Fishing Report
渓流に 竿振りまわす 四十路かな

今年はしつこく釣り歩いております(^^;
山形県川寒河江川C&Rエリアです。
10月末まで釣りが出来ますよん。

※渓魚たちはすべてリリースしてますのでご安心を。


●釣行年月日 2006.10.18(水曜日)

 河川名称   山形県寒河江川C&Rエリア
 釣行時間帯  7:30−14:30
 天気      曇り時々晴れ
 気温      13度
 水温      10度
 釣果      レインボー4尾、イワナ7尾
 ヒットフライ    E.H.C#18、フェザントテールニンフ#18

 朝の大井沢は清々しかった。昨日、この地方は雨だったらしい。あいにく月山は雲の中。晴れていればきれいな紅葉が見れたのだろうけどね。それより釣りだ!さっそく予定の民宿にご挨拶して遊魚券を購入しました。1日券、千円也。ついでにオーナーにポイントを教えてもらいました。下流にプールがあってそこが面白そうなのでさっそく入渓しました。

 

 朝日山の家が上流に小さく見えます。だいたいどの辺りかわかるでしょう^^;このプール一見するとかなり深そうです。クリアーな流れなので底石の状態がどんな感じになっているかは一目瞭然。しかし、魚影は見当たりませんでした。水温は10度。冷たいです。昨日、この地方は0.5度まで気温が下がったそうです。ロッドは5番。リーダー4X、ティペット5Xです。フェザントテール#18を結んでルースニング。大きな底石があったのでそこを狙って何回か流すといきなりマーカーが上流に引き込まれ底のほうでキラリ!余分なラインを巻き取り、ちょっと大きいかな?と思ったとたんリールがギャーゥと逆転しました。うひょ〜いきなりかよ!管理釣り場と違って流れがあるから気をつけないとね。取り込みは逃げられるとまずいのでちいさなネットに頭だけ入れてヨイショ!です(笑)

 1尾目はまずまずのレインボーでした。管理釣り場では出会えないとても綺麗な魚体ですね。手際よく写真を撮りリリースしました。釣りあがっていくとマーカーにレインボーがアタックしてきたのでドライフライに変えました。#13のロイヤルコーチマンに変えてみたんですがレインボーたちは見に来るんですが鼻先で突っついて戻っていきます。ったく賢いやつらです。また、ルースニングに戻して攻めてみましたがもうのってはくれませんでした。

 

 下流のポイントを攻め終わったころ、優遊さん、雑魚さん、PLAさんたちが到着。合流しました。じつは今日は「そうめにすと倶楽部」のオフ会なのです。初めてご覧になる方もいると思いますので説明しておきますが「そうめにすと倶楽部」はバリバリのテンカラ師の集団です。ここ大井沢は10月末まで釣りは出来ますが山形のテンカラのフィールドは実質的には終わっています。 そうめにすと倶楽部主宰のPLAさんはルアーフィッシングで、雑魚さんはフライフィッシング、優遊さんはテンカラです。これでおわかりの通り今日はお遊びのオフなのです。これがほんとのオフ会です(笑)

 

 4人で思い思いのポイントに散って釣り再開です。僕は上流に向かって左岸を攻めました。ここはイワナが多かったです。魚影が濃いですね。次から次へと釣り人が入るのですが釣れます。

   

  

次は朝日山の家の前です。フライマンが粘っていたのでなかなか入れなかったんですがようやく空いたので本命ポイントに入渓。対岸寄りは砂が入って魚影が見えませんでした。手前の底石から時々出てきてライズ。何かを捕食している姿が見えたので奥の手のフライにチェンジ。教科書通りのヒット!気分がいいね。

 雑魚さんが取り込み中を写真に撮ってくださいました。雑魚さん、ありがとうございまーす。奥に見えるのはいつの間にか秋田から到着した渓酔さんです。テンカラで攻めていらっしゃいます。ビシッ!と決まるテンカラさばきは素晴らしいです。

 

 

 上の写真はすべて山の家のポイントでヒットしました。周りのフライマンは釣れていないのに次々と釣れる釣れる・・・僕だけ釣れるんです。自分でも信じられないほどでした。フライはE.H.C #18。大きい川で障害物がないのでいつものティペットにヒトヒロティペットを継ぎ足しました。これがよかったのかもね〜v(^^)

 

 昼食は茂右衛門の板蕎麦をいただきました。いつきてもここの蕎麦太いんです。腰があり噛み応え?があり美味いんです(笑)ここならではの蕎麦に大満足してきました。PLAさんと秋田からお越しの渓酔さん。なにやら来シーズンの釣行の打ち合わせをしていたようですが、かなりハードな釣行計画のようでした。ひ弱な僕は安楽な大井沢でいいでーす。

 

 遅れてきたのは、そうめにすと倶楽部の重臣「秀」さん。今回はフライフィッシングに挑戦するとかで張り切っておりました。遠目に見た光景でしたが入渓直後にレインボーがヒット!していたようです。爆笑エピソードも・・・詳細については、ホームページにアップされることでしょう。幹事の優遊さんは5mのロングラインでガンガン攻めてます。

  

 ここは朝日山の家を上流に見て右岸です。ここはイワナでした。こうしてみるとイワナが7尾ですね。記録にはのせていませんがあのなかなか釣れない「ウグイ」もかかってしまいました。まさか大井沢でウグイなんてありえない^^; 釣りたくないので外そうとしてロッドをあおったらその魚に向かって大きなレインボーが数匹で猛然とアタックしてきました。なるほどルアーも面白そうだと思いました。次回はウグイルアーを準備して挑戦したいと思いまーす

 今回大井沢C&R区間に集まった「そうめにすと倶楽部」の釣り師たち。左から秋田の渓酔さん、山形の優遊さん、そうめにすと倶楽部主宰PLAさん、雑魚さん、「秀」さん、あられさん。皆さん、お疲れさまでした。



2006年9月 Fly Fishing Report
渓流に 竿振りまわす 四十路かな

初秋には渓魚たちは上流へ移動し始めます。
フライセレクトはテレストリアルパターン。
今シーズンの終わりも間近ですね。

※渓魚たちはすべてリリースしてますのでご安心を。


●釣行年月日 2006.09.15(金曜日)

 河川名称   AQ川
 釣行時間帯  10:50−13:00
 天気      曇りのち晴れ
 気温      17度
 水温      13度
 釣果      イワナ 7尾
 ヒットフライ    コーチマンP#13

 川を眺めてみると増水、それにちょっと濁りが入っていました。昨晩はだいぶ雨が降ったようです。状況を見ながら入渓場所を探しました。もうすでに遡上期に入っているので上流部へ移動。ようやく濁りも下流部に比べて少なくなってきたし遡行出来そうなので入渓しました。ご覧の通り底石の状態はとてもよくどこから魚が出てきてもおかしくありません。水温は13度。この増水と水温がどう影響しているかが問題です。写真中央部から落ち込みの肩まで流そうとしたらあっさりイワナが出てきてくれました。

 簡易水槽に入れてみました。白点がとても綺麗なイワナです。

 この時期のストマックは大きな昆虫を食べているからでしょうか?あまりうまくいきません。少ないですね。大きな昆虫が出てきました。これはアブ?ハエ?使ったフライはコーチマンパラシュート#13です。陸生昆虫を模したこのフライは好きなフライです。見やすい、捲くのも簡単、マテリアルも安いと三拍子それっているものね。

 

 9フィート4Xのリーダーに、5Xのティペットを半矢継ぎ足しています。ごらんのとおり開けた渓相でしたので快適な釣りが楽しめました。

 こういう綺麗な魚が釣れると気持ちいいですよ。イワナは秋化粧するって本当なんですね。近づいて撮影すると朱点がわかりますね。こうやってみると惚れ惚れしてしまいます。

 ストマックは、これもテレストリアルです。左は甲虫?手前はヒゲがあるカメムシ?そんなぁ(笑)。右は正体不明?

 

 水深が20cm位しかありませんがこういったところでイワナが出てくれるんです。落ち込みの肩の手前辺りでよくヒットしました。二つの流れがぶつかって流れにストップがかかっている所や、周りから見て流れの緩い所にイワナたちは好んで定位していたようです。

 

 ここはポイント的にも一級といえるでしょう。右の突き出た石の裏から奥の緩やかな流れにかけてフライを流しました。餌を捕食するには絶好のスピードなのかもしれません。いつも思うのですが攻められて抜かれてしまってもやはりこういったポイントには、翌日またイワナがついているんですよね。

 今シーズンもうこの渓流には来ることはないでしょう。車に戻る途中黒いちいさなものが足元から飛び出しました。豊かな森と清らかな渓流の妖精カワネズミです。素晴らしい自然がここにある。豊かな自然に感謝。この手付かずの森と清らかな流れを永遠に・・・と、願わずにはいられないのであります。13時納竿。下は渓流沿いで楽しませてくれた秋の花たちです。もうすぐ禁漁。あと何回いけるかな。。。

  

  



2006年8月 Fly Fishing Report
渓流に 竿振りまわす 四十路かな

梅雨がやっと明けました。
阿武隈山地も暑くて厳しいです。。。
渓流の様子はどんな風になっているのでしょうか?

※渓魚たちはすべてリリースしてますのでご安心を。


●釣行年月日 2006.08.26(土曜日)
 河川名称   AP川
 釣行時間帯  10:50−11:50
 天気      晴れ
 気温      29度
 水温      21度
 釣果      ヤマメ 2尾 ウグイ 多数^^;
 ヒットフライ    アダムスP#13

 久しぶのヤマメの渓流。水温が20度を超えていました。ヤマメにとっては厳しいかもしれないよね。ウグイがうるさいほど出てきます。イブニングまで待てないと思って入渓したもののこれではお話にならない。あきらめかけた時にやっとヤマメが出てくれました。

 

 じつは渓魚を弱らせないで写真が取れる優れものグッズをいただいたのです。アクリルのケース。これを使ってみたかったのです。早速ヤマメをケースに入れてみました。

 

 なるほど!ヤマメの自然な顔がなかなかいいですね。スケールが付いていて大きさがわかってしまうけどまぁいいか^^;まだ慣れていませんがそのうち綺麗な渓魚の写真をお見せできるようになると思いますのでお楽しみに・・・

ウグイもみてみる?(笑)

●釣行年月日 2006.08.21(月曜日)
 河川名称   AO川
 釣行時間帯  10:00−13:00
 天気      晴れ
 気温      30度
 水温      18度
 釣果      イワナ 12尾
 ヒットフライ    アダムスP#13 ・ ロイヤルコーチマンP#14

 暑い!気温がグングンと上昇している。イワナの渓流を巡り歩いてやって来たもののこう暑くてはとても堪える。しかし、水に入ればもうこっちのもの。ウェーダー越しの渓流の水の冷たさがやる気にさせてくれる。イワナ用に捲いてあったコーチマンパラシュートをテペットに結びつけフォルスキャストをしながら川を遡って行く。森を抜けてくる涼しい風が心地よい。さて、本日は晴天なり。イワナ日和。。。のはずなんですがイワナは一向に出てくれない。このコーチマンP夏のアブに模して捲いたんだけどここのイワナは好きじゃないらしい。

  

 アダムスPに変えてみると一発でヒット!してくれたイワナ。小さいのでイワナちゃんでしょう?この渓流は渓相もよく、底石もありイワナがいないわけがない。こんな渓流はなかなか見つからない。

  

 夏のイワナは日影を釣れなんて言います。渓流に張り出した大きな木下は絶好の隠れ家。と、いうより絶好の餌場になっています。石裏にフライを浮かべると待ってましたとばかりにイワナが浮かんでフライをくわえてくれます。

  

 お盆にはだいぶ人が入ったんでしょうね。河原のあちこちに釣り人の足跡がありました。足跡はあまり気にしないことだね。これだけの渓相探りきれるわけはないし、イワナのほうが上手なんだからね。竿抜けのポイントが必ずあるし、イワナは期待にこたえてくれる。不思議なことにキープする釣り人には掛からない(笑)

  

 この日の一番のイワナ。これが出たのは上に落ち込みのある大きなプール大場所でした。ダメもとでロングキャストを決めたら底からフッと浮いてきました。ラッキーな一尾です。

 夏って意外と野の花が少ないんですね。河原の土手に咲いていた。黄色い花キツリフネソウですね。野の花をみてしばし休憩です。ここまで遡行してきて誰にも会いません。釣り人の至福のときはまだ続きます。

  

 フライをロイヤルコーチマンPにチェンジしてみました。ここのイワナ。ただのコーチマンには反応しませんでしたが、名前に王様(ロイヤル)がついただけでバッチリです。さすが王様イワナ^^;なん年か前にもロイヤルコーチマンで大釣を経験したことがあります。昔から伝わるフライって素晴らしいと思います。

 舞楽のときにかぶる冠に似ているからトリカブト。一見なんの花もないような夏の山ですが注意してみてみるといろいろありますね。空を見上げると大きな入道雲がわいていました。

  

 ここまででちょうど正午になりました。本日は高校野球の決勝戦(駒大苫小牧VS早稲田実の再試合)があるので13時には車に戻りラジオの中継を聞くことにしています。イワナの写真の撮り方がとてもいい加減になってきていますね。(笑)

 もう充分満足できました。12時半納竿。この山はもう秋の気配がします。釣期も残り少なくなりましたね。あと何回いけるかな。。。

●釣行年月日 2006.08.18(金曜日)
 河川名称   AN川
 釣行時間帯  12:00−15:00
 天気      曇りのち大雨
 気温      27度
 水温      17度
 釣果      レインボー 6尾 イワナ 2尾
 ヒットフライ    アダムスP#13

 早朝、まぼちゃんから電話があった。管理釣り場用のフライ、ストリーマの捲き方を教えろだって・・・。それも管理釣り場でも渓流でも同じフライを使う僕に教えろと。とにかく家へ来いといったらすぐ来たのだ。マテリアルはどうした?とみるとゾンカー用のマテリアルを2種類用意していたのでゾンカーらしきものを4本作った。フック#4番で作った僕のフライを喰うやつはよっぽど変な魚だと思います(^^;まぼちゃん。ところでこれ飛ばすほどのロッドもってんの?ないの?まぼちゃんは答えがあやふやなのであります。(笑) 仕方ないなぁ。忙しいけど僕についてきな。日本の正しいフライフィッシングを教えてやるから。ホントは忙しいのだぞ〜。(大うそ\(~o~)/)

 

 さて、やってきたところは阿武隈川支流の水系です。平日とあって入渓しているのは僕たちだけのようであります。良い釣りが出来そうです。しかし、またもやお天気がよくない(--)のであります。入渓してすぐにレインボーがヒット!管理釣り場と違ってヒレピンです。最近ようやくヤマメとイワナの引きの違いがはっきりとわかるようになってきました。レインボーはヤマメに似ていますが強烈なジャンプがあるので気を付けなければなりません。どうだ!まぼちゃん。簡単だろ?

 

 入渓地点から少し上流へ来ると本流に出ました。これはもうフライフィッシングにとっては絶好のフィールドです。まぼちゃんは左の写真に小さく写っています。この時は餌つりの道具しかなくしかたなく川虫を採りながら僕についてきていました。こうやってみると渡渉なんて出来そうもない川に見えますが偏光グラスのおかげであっさり対岸へ渡れちゃったりします。ストマックしましたがあまり出てきませんでしたので今回は写真なしです。フライはアダムス。先月、都筑師匠と釣行の機会があってお話したんですが「毛鉤釣りの上達のコツは、自分のパイロットフライを持つこと、そしてそのフライに自信を持つこと」とのこと。同感ですね。まぼちゃんも自分の釣りのスタイルを早く決めたほうがいいよ。餌も毛鉤も、ルアーもやってたらどれも中途半端になってしまうものね。

 遡行し始めてから2時間くらい経った頃、ようやく本命のイワナがヒットしました。元々はイワナの渓流だったのでしょうが放流によってレインボーが入りイワナもハバをきかせられないのでしょう。とても控えめです(^^;

 

 見えてきたのは大きな砂防ダム。この頃はもうふたりともズブ濡れです。大粒の雨にカミナリ。最近は、カミナリとお友達になってしまった(笑) 渓流の水位もわずかですが増えてきたような気がします。最後のイワナを釣り上げてリリース。大急ぎでいま来た渓流を引き返します。雨はますます強くなるし、石はすべるし、蒸し暑いしでとても大変な目にあいました。やれやれ・・・

 

 こんな釣行の締めくくりはやっぱり温泉です。こじんまりとした湯船にとっぷりと浸かり疲れをとりました。まぼちゃん、管理釣り場の20インチより、自然渓流での20センチ。これが日本の正しいフライフィッシングなのだよ(^^) シミジミ

●釣行年月日 2006.08.12(土曜日)
 河川名称   AM川
 釣行時間帯  9:00−9:20
 天気      晴れのち雷雨
 気温      27度
 水温      未計測
 釣果      イワナ 3尾
 ヒットフライ    アダムスP#13

 早起きしてフライの道具を車に押し込み、自宅を6時に出発しイワナの渓流を目指しました。阿武隈山地を越えて福島市から北北西に向かいます。西吾妻連峰の北側の渓流で遊ぶつもりなのです。約3時間で釣り場に到着しました。ここはいつも期待通りの釣りをさせてくれる場所です。晴れてよかった。車から降りるともの凄いアブの来襲がありました。8ミリ位の緑色のアブです。これはフライセレクトのヒントになるかもしれませんね。どうもこのアブたち車のエンジンの熱に集まってくるようです。はりついて黒い塊になっています。これはたまりませんのでちょっと離れて支度を整えました。渓流に気をとられながら支度をするわけですが、この清冽な流れをみてワクワクしない釣り師はいませんよね。早く釣りたいと思う気持ちで支度がうまくいきません(笑)

 

 ここを訪れたのは昨年の7月。ワラビを採りながらイワナのチョイ釣り。僕はワラビよりもイワナが好き(笑)みんなと別れてひとりで入渓。1時間位だったかなぁ。数え切れないほどのイワナと遊びました。そしてワラビもフィッシングベストに入りきらないほど採れたんですね。イワナもワラビも凄いところです。アダムスP#13をティペットに結んで石の裏に浮かべればチビイワナのお出迎えです。一投目で出るなんて、ほかの渓流ではなかなかこうはいかないのよ(^^)


 

 阿武隈山地では河原を葦が覆いつくしてしまって、釣り場を選ばなければ大変な思いをします。その点イワナの渓流は今の時期は最高ですね。やはり「春ヤマメ、夏イワナ」ですよ。チビイワナをリリースすると突然ダンプでも通ったような音がしました。空を見上げると上流に向かって右側に暗雲が流れ込んできています。まさか。。。気にしない、気にしない。同じようなポイントを責めるとすぐにヒット!幸先がいいようです。このまま行けば最高の日となるでしょう。しかし、またダンプが通ったような音。地鳴り。まだ。。。大丈夫、大丈夫。

 

 目の前に現れたポイントは手前から探っていこうと思いました。流れの中心に大きな石が沈んでいるのがわかるでしょう。こちらから見えるってことは、そこにいるイワナからも僕が見えるってことです。ストーキングは慎重に腰を低くしてゆっくりです。結果がこれです。なんの迷いもなく出てくれたイワナです。まるでビデオでも見ているようにゆっくり捕食して「しまった!」と反転していく姿が見えました(笑)
こんなに反応がいいのに今回は諦めなければいけません。頭上ではゴロゴロ!ピカッー!ドカーン!・・・おまけに今日はカーボンロッドでさっきからビリビリ反応してるし。見上げれば先程までの青空はなくすでに真っ黒な雷雲に覆われています。「釣り人、雷に打たれて重傷」なんてシャレにならないし。本日、たった20分の釣りでした。振り返れば入渓したところが見える。。。(泣)

 車に戻ったとたん大粒の雨が降り出し、もの凄い雷鳴がとどろきました。あぅ〜完全に山ノ神にみはなされちゃったみたいです。急いで麓まで行かないと集中豪雨で道が崩れちゃったなんてヤバイことになる。僕は逃げます。あっ、水温計り忘れました(T^T)


 

 途中の峠越えでは死ぬかと思いました。目の前を稲妻が走ったんです。それも追いかけてくるようにです。僕がなにか悪いことしたかよ〜。やっと難を逃れ麓に到着しました。やれやれ、温泉に浸かって一息です。「おーい、こんど来る時は高気圧を味方につけてくるからな。覚悟しておけ!」と天に向かって言うと、ゴロゴロ!ピカッー!とひと際大きな雷が鳴ったのでした。慌ててヘソを隠したのは言うまでもありません。
●釣行年月日 2006.08.06(日曜日)
 河川名称   AL川
 釣行時間帯  10:00−12:00
 天気      晴れ
 気温      28度
 水温      19度
 釣果      ヤマメ 9尾・ウグイ 3尾
 ヒットフライ    アダムスP#13

 梅雨が明けてから阿武隈山地では厳しい暑さが続いています。と、いっても内陸の方と違った暑さです。浜通りは朝晩、海風が入るのでしのげます。久しぶりに近くの渓流に行ってみました。日曜だというのに釣り人は誰もいないのです。朝から太陽がギラリ!と、照りつけ気温はグングンとあがっています。水温を計ってみると19度。ヤマメにとってはチョット厳しいですね。

 

 待ってました!とばかり出てきたのはウグイ君(^^;お呼びじゃないってば〜。  どうやらこの渓流は水温があがりウグイ君の天下になってしまっているようです。それにしても春先に比べこの葦の茂りようは尋常ではありません。毎年こんなに茂ってたかなぁ?釣り人が入っていないのでしょう。蜘蛛の巣は縦横無尽に張り巡らされています。ったく〜これはこれは。やってらんねーぞ。ウグイだけの釣果では帰れませんので仕方なくがんばりまーす。(--;

 

 葦をかき分けてすすみます。これが大変なんですね。春先はこんなことはないのですが・・・葦を抜けると絶好ポイントです。アダムスを流すとヤマメがすぐに浮き上がってヒット!ヤマメたちの活性はいいようです。葦に隠れて近づけるのでショートキャストで充分です。

 ストマックしてみましたがお食事の時間が過ぎたのか、まだなのかあまり出てきませんでした。さて、ヤマメは活性が高いようです。遊ばしてもらいましょう。

 

次の上流のポイントへフライを流すと、すぐにヒット!ですが、上流へ進むためには前方の葦を掻き分けてすすまなければなりません。蜘蛛の巣と格闘しながら川の中をジャブジャブと遡行しました。炎天下の中の遡行はツライと思うでしょうがこれは楽しい♪葦と蜘蛛の巣がなければの話ですが。。。

 

 大きな木の下が日影になっていてヤマメたちの絶好の休憩所です。こういうところは慎重にストーキングします。腰を落として出来るだけ静かに近づきます。水面が反射して見えませんが、アダムスのウィングさえ確認できれば魚は取れます。ちなみに僕はカーフテールのウィングオンリーであります。 

 

 ヤマメと遊んでリリースしていると、右側の葦のあたりからなんだか覗かれている感じがしていました。で、そちらの方を見てみると葦の間から睨みを利かした蛇。目と目が合ってしまいました。模様からするとマムシであります(恐怖)急いで逃げました。ダッシュ!≡≡≡ヘ(*--)ノ


ここは僕の好きなポイントです。葦が茂りすぎてますねぇ〜。ここのポジションからサイドキャストで上流を攻めます。必ず出てくれます。

 

 残念ながらウグイが。。。。(泣)

 

 なんでこんなに蜘蛛の巣が多いんでしょう。きっと、釣り人が入っていないという証拠なんでしょうね。キャストしながら蜘蛛の巣を払っているような感じの釣行でした。この蜘蛛の巣、ティペットを5回ほど切ってくれました。ロスしたフライも5本。蜘蛛の巣が絡むたびにメンテナンスを強要されさすがにこれ以上は無理。12時納竿。

  

 かっちゃんメールありがとう。阿武隈山地の夏の渓流はこんな感じだよ(^^)夏季釣行は出来れば舗装道路でいけるイワナの渓流に行こう!新車だから砂利道イヤでーす。\(~o~)/アハハ



2006年7月 Fly Fishing Report
渓流に 竿振りまわす 四十路かな

渓流釣りも前半が終了。。。
6月は釣りにいけませんでした。
その分7月はがんばりまーす\(~o~)/

※渓魚たちはすべてリリースしてますのでご安心を。


●釣行年月日 2006.07.13(木曜日)
 河川名称   東北フィッシングパーク スーパーレインボー
 釣行時間帯  10:30−12:30
 天気      雨
 気温      25度位?
 水温      未計測
 釣果      レインボー 5尾 イワナ 1尾
 ヒットフライ    フェザントテールニンフ#16

 都筑師匠との約束の日。あいにく朝から雨模様。しかし、そんなに強い雨脚ではなかったので出かけてみました。待ち合わせの場所につき川を覗いて見ると増水はしているものの釣りにならないような濁りは入っていません。師匠とタロー君が到着。話をお聞きすると師匠の住んでる町も相当な降り方をしていたようです。「ここはそんなに降ってないね。やってみますか。」と嬉しい判断をして下さいました(^^)今日は僕の車に乗っていただいて最上流部へ向かいます。車に荷物を積換えている頃から雨脚が強くなってきました。雨が止んでくれますようにと祈るような気持ちで出発しました。先日入渓した地点まで来ると土砂降りとなり「これは釣る気がおきませんね。」と師匠。林道を進めば進むほど雨が強くなってきます。支流はめったに濁りませんが、見ると珍しく濁流になっています。「これは諦めたほうがいいです」キッパリと師匠。たしかに支流がこれでは本流での釣りは諦めざるを得ませんね。残念ですが引き返します。釣りを強行しても帰りに道が崩れて立ち往生なんてことも考えられます。昨日はイワナ用のフライを沢山巻いて気合もしっかり入れておいたのですが一気に萎んでしまったぁ。師匠の言うとおり次回ということに。。。(泣)
 師匠と別れてからも諦めきれないんですねイワナ(^^)あちらこちら釣りの出来そうな川を探しましたがやはりどこも増水、濁り。釣りが出来ないとなると余計にしたくなります。欲求不満に不完全燃焼。よし、奥の手だ!釣堀しかないね(笑)昨年ロッドビルダーの宮崎さんに連れてってもらった東北フィッシングパークの500円割引券があるんだもんね。愛車パジェロは一気に加速、東北フィッシングパークスーパーレインボーに向かったのでした。

 平日の雨の日とあってルアーマンがふたりきりです。こんなに人がいないのは僕も初めてです。池が3つあるのでひとり占めできるのは嬉しいですね。料金は2時間1500円。で、もらった500円割引券があるので1000円で遊べます。(^^)昨年、宮崎さんとはじめて来たときはもう入れ食い状態で本当に楽しかった。その後、何回か遊びに来たのですが釣れない時もあるのを知りました(笑)今日は社長さんがお留守番。秋に社長さんから大根や白菜をいただいて帰ったこともありました。魚釣りに行って野菜が釣れたってこともあるのです。(笑)今日は渓流にふられてここにきたことをお話しすると歓迎してくれました。僕は管理釣り場用のフライは持っていません。解禁当初使っていたフェザントテールニンフ#16のルースニングでがんばります。

 

 ロッドも渓流用をそのまま使います。気分は今日予定していた源流釣行です。ネットは社長さんにお借りしました。ネットがないとどうしてもフライの回収が難しいです。未熟な僕は手前で暴れられてプッンと切られてしまいます。でも、このネット穴が開いていました(^^; 上のレインボーなんかは、一度ネットインしたのですが、小さいもんだからスルッとまた池へ。。。とても苦労するんです(笑)そのうち管理釣り場用のマイネットを購入したいと思っています。レインボーをかけると気持ちが落ち着いてきました。やれやれ。。。フトみると足元を大きなイトウが悠々と泳いでいきます。あれは釣れないだろう・・・いや、かかって欲しくない、と思いました。120cm位ある大物です。北海道に行かなくてもイトウが狙えるなんて凄いですよね。

 このくらいのサイズになるとスプールが逆転しドラッグが鳴きます。キッキッキーァッ!渓流ではまだ鳴らしたことがありませんね。気持ちいいです。もう完全に欲求不満と不完全燃焼はどこかに消えてしまいました。この上のサイズのスーパーレインボーや尺イワナも出てくれました。ルアーマンたちにはあまり出ていないようです。ひとり悦に入って昇天してしまいましたぁー。来てよかったです。(爆)

 

 東北フィッシングパークは僕の町から約1時間とちょっと。東北自動車道・白石ICから程近く、周囲は清々しい自然環境に恵まれ、 360度を森林に囲まれた緑深いマイナスイオン溢れる絶好のフィッシングスポットです!結構有名ですよ(^^)メインターゲットとなるスーパーレインボーの他、イワナ、ヤマメ、ブラウン、イトウ等渓流の代表魚を放流しており、1年を通じ四季折々の景色と共に釣りが楽しめます。今回みたいに渓流がダメな時には管理釣り場もいいかもね。

師匠と今度ご一緒する時は絶対晴れますようにー\(~o~)/


●釣行年月日 2006.07.04(火曜日)

 河川名称   AK川
 釣行時間帯  09:00−13:00
 天気      曇り時々晴れ
 気温      19度
 水温      14度
 釣果      イワナ 7尾
 ヒットフライ    アント#16、アダムスP#13

 ここは何度か近くに遊びに来ているけれど一度もロッドを出したことがない渓流です。今日は久々の都筑師匠と一緒の釣行。師匠との出会いはパソ通時代に遡ります。僕はまだその頃フライフィッシングを始めたばかりでした。フライを始めたばかりって、思うように釣れなくて挫折するんですよね(^^; そうめにすと倶楽部の連中がテンカラでいとも簡単にイワナを抜く姿を見て、転向しようかなぁ〜なんて思ったことがあるんです。そんな時に都筑さんから「せっかくフライを始めたんだからとことんやりなさい」と言われて思いとどまったのであります。いま思えばあのとき都筑さんに言われなかったら僕のフライフィッシングは中途半端なものになっていたに違いありません。やっててよかったフライフィッシング(^^)心配していたお天気も大きなくずれはなさそうです。昨日と比べるとかなり気温が低い19度。でも遡行するにはちょうど良い気温です。水量もちょうど良いし、本当に綺麗な水でした。

 

 入渓地点では魚影が走りました。ひょ〜いるいる(^^)しかし、なかなか渋い感じです。フライを追っては来るのですがあまり食気がないようです。ポイントはここだけではありません。次のポイントと快適に釣りあがります。フライをアントP#16に変えてみるとかわいいイワナがヒット!この渓流での初釣果です。イワナにしてみれば食ってきたというより遊んでいたらフックにかかってしまったような感じでした。かわいい奴でした(^^)渓流と緑がマッチしたすばらしい渓相、フライロッドが思いっきり振れるし最高です。都筑師匠、ご推薦の渓流だけありますよね。

 あられさん、ここのアベレージサイズはこんな感じだよ。さすが都筑さん、しっかり釣って見せてくれます。

 小場所には意外と大きいのが潜んでいるので見逃せませんね。しっかりチェックした結果がこれ、良型のイワナが釣れました。これでもう今日の釣りはいいなぁって感じになりました。(笑)

 

 今回はもう一人、いや一匹の同行者がいます。師匠の愛犬「タロー君」です。渓流はもうだいぶ慣れているご様子。河原を駆け回り森を駆け抜け凄いスタミナです(@@; それに好奇心旺盛ですよ。僕がイワナの写真を撮っていると「それなんだ?」カメラとイワナの間に入ってくる(笑)愛嬌のあるかわいいタロー君です(^^)

 都筑師匠がバックの落ち込みに毛鉤を打つと大きなイワナの影がスーッと毛鉤に近づいたのですが見破ったかまたスーッと岩陰に隠れました。僕は思わず「でかい!」と叫んでしまいました。「あられさん、あれがいるんだよ」と師匠。尺はゆうに超えているイワナです。僕はただただ溜息ばかり。黄色い花が岩にしがみつくように咲いていました。

 

 都筑師匠の釣り上げたイワナをみつめるタロー君。ここのイワナはどれもとても綺麗でした。すばらしい渓流がそうさせるのかもしれません。入渓してから約2時間、半分の行程を来たあたりで河原に腰掛けてランチです。川面を見ながら食べるおにぎりは最高でした。タロー君はドーナッツでした。凄いでしょ(^^;。さて、あと2時間釣りあがらなければ脱渓地点にたどり着けません。がんばろー。

 快調に飛ばしてイワナをヒット!もう安心しきってガップリ食ってますねぇ。上手くフライが流れた時の食い方ってこんな感じです。えーストマックですが今回はタロー君が覗きに来るもんだからやめました(^^;

 

 落ち込みの肩で釣って見せてくれた都筑師匠。写真が暗くてよくわかりませんが、この日最大のイワナです。とても大きかったです。まさに教科書どおりのイワナの出方に脱帽ですm(_'_)m

 ここは広々とした渓流に豊かな水量。大きなイワナを育む条件がそろっている。もっと簡単にここに来ることが出来ればいいと思う。しかし、そうなればここはイワナのいない川になってしまうだろう。だから、このままでいい。のびのびと竿を振る釣り人。それを見守る愛犬。渓流を愛する者たちの幸福は続きます。

 

 森の枯れ木にはキノコ(サルノコシカケ?)。河原の苔むした大きな石。渓流を彷徨い歩く者にしか目にすることの出来ないすばらしい自然がここにあります。

  

 入渓してから4時間、脱渓地点に到着しました。あっという間でした。久しぶりに都筑師匠の釣りを間近で拝見させていただきとても勉強になりました。大きいイワナの感触も楽しめたし、充実した釣りができたし、タロー君ともお友達になれたし、本当に楽しかったです。師匠ありがとうございました。(^^) あっ、タロー君もありがとう♪ 13時納竿。



2006年5月 Fly Fishing Report
渓流に 竿振りまわす 四十路かな

阿武隈山地はヤマブキの花が咲き始めました。
芽吹き始めた木の枝をぬって小鳥たちが遊んでいます。
とても素敵な季節がやってきました。。。

※渓魚たちはすべてリリースしてますのでご安心を。


●釣行年月日 2006.05.25(木曜日)
 河川名称   AJ川
 釣行時間帯  13:45−14:30
 天気      晴れ
 気温      22度
 水温      17度
 釣果      ヤマメ 2
 ヒットフライ    アダムスP#13

 今日はお昼過ぎにちょっと出掛けてきました。渓流沿いの樹木は緑を一段と濃くしてところどころに藤の花が咲いていました。この川はもうすぐ草が茂り思うような釣りが出来なくなるところです。本日晴天なり。田んぼに映った青空がきれいでした。

  

 川に下りてみると澄んだ水が流れていました。釣り人は僕一人のようです。でもヤマメはなかなか出てくれません。流し方が悪いんだろうと思い対岸に川を渡渉すると大きな魚の影がスーッと上流に向かって逃げていきました。「やっぱりいた!」石の陰にいるんですね。石周りを攻めてヒット!かわいいヤマメでした。続けてヒットしましたが2匹ともストマックするのもかわいそうな奴。今回はそのままリリースしました。虫を探したんですが見当たりません。水温を計ると17度。時間は14時。すでにここはイブニングの季節に入ったようです。夕方まで遊べないのが残念です。ライズを探しながら遡行していると陽射しが暑く感じます。日影に退散しました。

  

岸辺をみると藤の花。笑みを浮かべて僕をみているようです。藤の花のそばに腰を下ろし川面を眺めてると楽しかったことや嬉しかったことを思い出します。穏やかな時間と気持ちのよい風が通り過ぎていく。。。いま僕はここにいます。14時半、納竿。

●釣行年月日 2006.05.17(水曜日)
 河川名称   AI川
 釣行時間帯  09:00−12:00
 天気      曇り
 気温      20度
 水温      9度
 釣果      イワナ 6
 ヒットフライ    アダムスP#13

 今日はそうめにすと倶楽部の水曜釣行会。雑魚さん、PLAさん、秀さんとの釣行です。ノビノビとした昨日の釣りとは違って、上流部での釣りです。ロッドは6’6”、ラインは#3。リーダーとティペットで7フィート位です。倒木や頭上の枝をクリアーするにはいろいろと考えます。(笑) 水温が9度と冷たいですがとても水が綺麗です。苔むした石が自然の渓流の姿を物語っています。雑魚さんが到着。渓流情報や最近買ったロッドを見せてもらっていると、PLAさんと秀さんが到着。小渓流なので、PLAさんと秀さん、雑魚さんと僕、2組で釣りあがることにしました。

 

 雪代が終わるころの渓流は森の緑が萌え出すころでとても綺麗です。入渓してすぐにイワナが出てくれました。本日のフライはやっぱりアダムス。フライパッチに引っ掛けてあったやつを無理やりです(笑)雑魚さんもやはりショートロッドで遡行しています。ポイントは沢山あります。さぁ〜行きましょう!

 ここは木の枝のトンネルになっていてロッドが縦に振れません。イワナ3匹を立て続けにかけた忘れられない思い出のポイントでもあります。手前の肩と落ち込みをやって、次に右奥の肩と落ち込みをやって、そして左奥の肩と流れ中央、奥の沈み石をやる。ここの攻略方法はロールキャスト。ラインで水面を叩かないこと。しゃがんでキャストすること。もう、頭の中にインプットされていますから ・・・でも今回は1尾のみでした。(笑)

  

 だいぶ人が入っているんですね。釣上がっていくと枝に引っかかった釣鉤や目印、釣り糸が気になりました。でも、魚影は濃い。イワナが次から次へと飛び出してくれます。フライをどれだけ自然に流せるか、どれだけ浮かばせていられるかが勝負だと思います。石の影からゆらりと出てくるイワナを見たときに辛抱して辛抱して遅いあわせをくれる。ヤマメに慣れている僕にはきついです(^^;

 ここのイワナのストマックです。また正体不明です。ほとんどダンですねぇ。それも大量に喰ってました(^^;水面を注意深く見ているつもりなんですがハッチしているのがわかりません。僕の目よりイワナの目のほうが良いってことですかね。。。

  

 雑魚さんのショートロッドはまだ購入したばっかりだとききました。ショートロッドはこういう場所での使い勝手は最高ですよね。さすが釣果を伸ばしています。淵では大物のライズに興奮気味でした。

  

 イワナって1回ダメでも、2回3回と出てくれるでしょ。これは面白いですよね。「ほれ、喰え!」ってキャストすると応えてくれる。遊び相手には最高です。その点ヤマメって冷たい奴だと思います(笑)ここは山菜も豊富です。渓流沿いでミズ(ウワバミソウ)を見つけました。ミズとワラビを一握りずつ収穫出来ました。これで家族へのお土産は完了です。

 遡行途中、ひょうきんなイモリ君(アカハライモリ・ニホンイモリ)に出会いました。足があると安心します。(蛇はダメです。)石の上で「お前ら何しにきたんや!しばいたろか〜」と睨みをきかしてました。こうしてみるとやっぱり貫禄がありますねぇ。おじゃましました、イモリ君(笑)

  

 雑魚さんに貸してもらった虫除けスプレーは良く効きました。さすが殺虫剤メーカーの商品(名前は忘れました。フマキラー製だったよね)これは買いですね。秀さん、今年もお会いできましたね。また、どこかの渓流でお会いしましょう。PLAさんお疲れ様でした。次は新庄方面でやりましょう。本日はどうもありがとうございました。やっぱり山形の渓流はとても素晴らしかったです。また、遊びにいきますのでよろしくお願いします。\(~o~)/12時納竿。

 

 今回の締めくくりは、秀さんの案内で山形ラーメンを堪能してきました。天童にある「龍園」の中華ラーメンと餃子をいただきました。秀さんお薦めのお店だけあって美味かったです。食べる前に写真撮ればよかったのですが気付いたのは食べてからです。とーてもおなかがすいてたもので・・・(笑)
それでは(^^)/

●釣行年月日 2006.05.16(火曜日)
 河川名称   AH川(山形県)
 釣行時間帯  15:00−17:00
 天気      曇りのち雷雨
 気温      22度
 水温      12度
 釣果      イワナ5  ヤマメ 4
 ヒットフライ    アダムスP#13

 

 この時期になると無性に旅に出たくなる。よく考えてみたら、これが僕の五月病だった\(~o~)/(爆) 昨年ここに来たときは橋が架かっていませんでした。道路と繋がってはいませんが立派な橋が今は出来上がっていました。比較的大きな河川敷で中州には木が生えたりしています。まだ、雪代が出ているのでしょう、水量が多く河川敷のあちこちに流れが見えます。きっとはじめて来た釣り人はどれが本流なのかわからないでしょうね(^^;橋のところに車を止めて下流に下がりいつもの入渓地点から釣りあがります。シーズン初めてのイワナ釣りとあってフライをどれにするかとても迷いました。フライボックスを見ると僕が一番信用しているアダムスはあと1本だけでした。遠征までには捲こうと思っていたのですがとうとう捲けずにここに来てしまいました。明日のことを考えるとこれは残しておきたいのですが…。しかし、本日優先ということでアダムスをチョイス。一投目からイワナが元気よく飛び出してくれました。なかなか型が良かったです。久々のイワナの感触を楽しみました。ここ山形に来るたびに里川の良さをしみじみと感じます。周りを気にせずノビノビとロッドを振り回せるのはフライフィッシングの醍醐味そのものではないでしょうか。

 初イワナのストマックです。いろんな虫を捕食しているようです。サイズ的には小さいものが多いような感じですね。ニンフも良いようですがアダムスP#13で釣りあがりました。

  

 もうポイントだらけですね(^^)沈み石が多く、両脇の葦の下はえぐれています。水面に出ている石の上には草が生えています。イワナは石の前に付いているみたいです。この辺りは今が田んぼの代掻き時期のようです。そのためだと思いますが水はちょっと濁り気味です。雪代の終わる裏磐梯の渓流も同じような濁りが入ることがありますよね。これは幸運の濁り。イワナたちも警戒心を解いているようでした。

 堰堤をひとつ越えるとまた違った渓流が現れます。この堰堤の下から上にフライを流してみるとヒット!姿を見せない釣り人にほとんど魚たちは警戒していません。この広い川に釣り人は僕一人のようです。ときどき見かける人は、田んぼに水を引くために水門の様子を見に来た農家のおじさんだったり、土手を散歩しているおばぁさんだったりする。目と目があった人には軽く会釈をして釣りあがります。僕の顔は、普段の顔と違う。フライロッドを振り回しているときは、きっとやさしい顔になっているのであります。(笑)

  

 この辺りからヤマメがかかりだしました。ここはイワナの里。いままでヤマメが釣れることはあまりなかったのですがヤマメを放流したのかな?イワナとヤマメの混生でも不思議はない渓流です。ポンポンとイワナやヤマメが飛び出してくれます。いつ来てもいい思いをさせてくれるこの川。遠征してきた甲斐があるよね。

 蜘蛛の巣にかかっていたカゲロウたちです。マダラカゲロウのダン?正体不明?サイズは14番くらいです。ブルーダンPって感じでしょうか。僕たちアマチュアフィッシャーはフライの選択ってアバウトでいいのではないでしょうか?生活かかってないし(^^;

  

 遠くで雷鳴が…。南の空から雷雲が沸いてきました。そして、とうとう頭上で雷が鳴り出しました。伸びてきたイタドリの葉に雨粒がパラパラと音をたてて降り始めてきました。咲き始めたクサノオウを横目で見ながら大急ぎで車に退散です。しばらく車で本を読みながら雷雨が過ぎるのを待ちました。時間に追われる生活にうんざりしていた今日この頃。こんな贅沢はありません。出来ることなら「時間よ止まれ♪」です(^^)雷が北の空へ去って釣りを再開。上流で雨がだいぶ降ったようです。増水してきました。無理することはないよねと自分に言い聞かせて17時納竿。

●釣行年月日 2006.05.04(木曜日)

 河川名称   AG川
 釣行時間帯  10:00−17:30
 天気      晴れ
 気温      17度
 水温      14度
 釣果      ヤマメ 8
 ヒットフライ    アダムスP#13

 ゴールデンウィークに、かっちゃんとかねちゃん、ALPHAさん、NOBEさんKUMIKOさんが阿武隈山地の渓流に遊びに来てくれました。待ち合わせの場所に着くとすでにNOBEさんとKUMIKOさんが到着していました。あれやこれやお話していると、かっちゃんとかねちゃんも続いて到着です。かっちゃんには昨年一回遠征でお会いしていますね。他のみなさんとは1年ぶりです。ゴールデンウィークにこうしてみんなと釣りするのも恒例になっちゃったね。釣り場に近いALPHAさんとも途中で合流。僕の車に乗っていただいて釣り場に向かいました。林道には観光の車でしょうか?普段はこんなに通行はないのですが。。。 お天気は最高です。晴れ男かっちゃんのこれが威力なんだとつくづく思いました(笑)

 釣り人は思ったより少ないです。これはいけるかもしれません。かっちゃんとかねちゃん、ALPHAさんで上流を攻めていただきます。NOBEさんとKUMIKOさん、僕とで下流を攻めます。気温17度、水温14度。薫風が気持ちいいよ〜。

  

 カゲロウが飛んでいました。僕のドライフライと比べてみましたがサイズ#13でOK。このカゲロウ全体的に見るとクイルボディーみたいな感じです。テールは3本。1尾釣れたのでストマックもしてみたんですが今回写真は雰囲気的にパスします(笑)これを見たのが入渓してすぐ10時半ごろだったと思います。今まで昼ごろハッチしていたのが季節が変わってきて早くなってきたのでしょうね。次回からはちょっと早めに来るか、ちょっと早めの夕方にと思いました。本格的なイブニングにはまだ早いと思います。

 

 NOBEさんKUMIKOさんはフライ派。昨年まではふたりで1本のロッドでの釣行してたのですが、今回からロッドをそれぞれ持っています。KUMIKOさんのフライフィッシングの腕があがったみたいでひとり立ち?のようです。でも、向かい風はつらかったかな・・・阿武隈山地の春は風が吹くことが多いんです。僕が最近使っているタックルは#4−5 8’5”。風があってもなんとかなるので助かってます。4番のせてますが、もっと風が強い日は5番のせてみようかなぁ、なんて思ってます。

  

 護岸された流れでヒット!まさかここにはいないだろぅ。と思って流したフライに出たのでちょっと慌てました。この慌てぶりをKUMIKOさんにしっかり見られた(笑)これもストマックしてみました。出てきたのはシャックばかりです。これって栄養あるのかしら?もしかして消化されたものですか?

 はーい、NOBEさんKUMIKOさんお疲れ様でしたぁ。虫がすごかったですね。ちいさなアブ?ブヨ?釣りをしているより虫を追い払っている時間のほうが多かったですね(笑)コンビニで虫除けを買ったほうがいいよってあられさんが言ってた通りでしょ。次回来るときは虫除け対策をバッチリしましょう。上流組との待ち合わせ時間があるのでいったん脱渓します。

 みんなでお弁当を食べながら作戦会議。上流組の話を聞くとボコボコとヤマメが出たらしいのです。いちばん得意になってたのがかっちゃん。本日はテンカラでの釣行。「もう5尾も釣ったぞ〜」だって。今年初めての渓流で初めての釣果だものうれしいに決まってるよね(笑) それではと、その上流を攻めてみることに決定したのでした。NOBEさんKUMIKOさんに上流組が脱渓した場所から続きをやってもらうことにして4人はさらに上流から入渓。2組作ろうかと思ったんだけどポイントもいっぱいありそうなのであえて4人でのバトル。テンカラ組が支度に手間取っているうちに僕が先行。ポイントに毛鉤を流すと反応が良かった。ここでは2尾ナチュラルリリースしました。「おーい!出るぞ〜!」と支度途中のみなさんにさりげなく声をかけて焦らせます。テンカラのALPHAさん、餌釣りのかねちゃんと追いついてきたので先行していただきます。かっちゃんがいちばん手間取っていました。すでに5尾釣っていたから余裕かな?(笑)かねちゃんは餌釣り。今日は苦戦しています。フライ向きの流ればかりに連れて行ったからね。それに足跡が沢山ありました。たぶん朝一番に釣り人が入ったんだろうと思います。大丈夫釣れるって!

  

 ALPHAさんも順調に釣果を伸ばします。かっちゃんも執念で釣果を伸ばしていきます。しかし、かねちゃんはすでに疲れた模様です(笑)僕は彼らの後を追い竿抜けポイントで釣果を伸ばすのでした。彼らの通り過ぎた場所でのヒット!これは快感です。(爆)この釣り場はいままで入ったことがなかったのですがおもしろそうです。ポイントが結構あるのでひとりで入ったら楽しいはず。。。こんどは内緒で平日に入ってみようと思います。待ち合わせの時間になったので脱渓。ちょっと疲れたです。

  

 NOBEさんKUMIKOさんと合流し珈琲を飲んでちょっと休憩をとり作戦会議。枝沢に入ります。3組に別れ入渓しました。僕はALPHAさんと入渓。最上流部ですが田園地帯を流れる典型的な里川。でも魚影は濃いですね。ちょっと疲れちゃったので釣り方が雑になっているのでしょう。さっきから魚に走られっぱなしです。それでもここでは2尾追加。ALPHAさんも連荘でヤマメと遊んでいました。やがて2面護岸が現れて釣りにならなくなりました。ちょうど時間になったので車に戻ると、かっちゃん、かねちゃん組も戻ってきたところでした。釣果は?ときくと「ニッ!2尾追加。」餌釣りのかねちゃんも釣れたみたいです。あれ?NOBEさんKUMIKOさんはまだ?きっと沢山釣れているんだね。釣れすぎて戻れない。いや、釣れなくて戻って来れないんじゃないの?そんな話をしていると林道をトボトボとお二人が歩いてきます。○か?×か?手信号らしきものを送るとNOBEさん&KUMIKOさんからあのウルトラマンのスペシューム光線が返ってきたのでした。ありゃ〜。\(~o~)/(水爆)

 恒例の記念写真。かねちゃん、次回はぜったい毛鉤だよ。かっちゃん、今年も1泊2日に釣り旅に誘ってね。ALPHAさん、たまには有給とって平日の釣り付き合ってくださいよん。NOBEさん、またゆっくりキャンプでもしよう。KUMIKOさん、あの虫にはまいったよね。大丈夫だった?

 かねちゃん写真撮影ありがとうございました。みんなタフだよね。僕がいちばん疲れてるみたいでーす。でも、この疲れがとっても気持ちよかったし、とーっても楽しかった。みなさんお疲れ様でした〜。
 さてと、次はどこに行こうか・・・(笑)



2006年4月 Fly Fishing Report
渓流に 竿振りまわす 四十路かな

宮城県に引き続き福島県の渓流も幕開けです。
阿武隈山地もしだいに春らしくなってきました。

※渓魚たちはすべてリリースしてますのでご安心を。


●釣行年月日 2006.04.27(木曜日)
 河川名称   AF川
 釣行時間帯  13:20−15:50
 天気      曇り
 気温      14度
 水温      10度
 釣果      ヤマメ 17
 ヒットフライ    アダムスP#13

 

 渓流会のAさんにあった。「最近どうよ?」「28cmだね。今年は小さいよ。」「28cm、なにが小さいのよ。すぐプレッシャーをかけてくるんだから(笑)」なんだかんだ話をしているうちにあちこちの渓流情報が得られました。今年はどこの渓流もヤマメが薄いようです。
 田んぼを見ると代掻きが始まっていました。これはヤバイ!いつもは5月ゴールデンウィークを境にして始まるのですが、今年は早いです。代掻きが始まると阿武隈山地の渓流は一変します。ほとんどのダムが灌漑用であるために一斉に放水を始め増水します。釣りどころではなくなるのです。川に行ってみるとやはり放水が始まっていました。こうなると遡行が難しくなってしまいます。あきらめて上流にダムのない渓流を歩くしかないな。。。

 

 山のあちらこちらに桜が咲き始めました。川原にも緑が多くなってきました。先月まではモノトーンの世界だったんですがフルカラーの世界に変わってきています。僕はこの季節がとても好きです。山を眺めながらウェーダーを履き仕度しました。フリースはもう必要ないかな。気温14度、水温10度。そよ風が気持ちいいよ。

  

 先日の帰りにみた虫の色はアダムス。迷わず結び付けました。もう、特別なことがない限りドライフライで充分遊べます。フライを流すと別のレーンにヤマメがライズしていました。だれも見ていないからいいようなものですが僕としてはとってもはずかしい(笑)気を取り直してもう一度。ヒット!活性が高いようです。ライズも頻繁にしているようです。フライフィッシングの良いところはラインを好きなだけ伸ばせること。ヤマメたちにとって絶好の餌場に近づくことなく、遠くからその場所で待ち受けているヤマメにフライを送ることが出来ること。僕の場合、キャストはあまり上手ではありませんがたまに上手くいきます。自分が思ったとおりのところへフライを流すことが出来ればフライフィッシングはもっと面白くなるのかもしれないね。

  

 フライをカディスやソラックスダンに変えてみましたがこれも結構釣れました。でもアダムスほどではありませんけどね。どんなフライでも釣れると信じていると釣れちゃうもんです。あとは水面上か水面直下か水中かのステージの違いさえ意識すれば釣れちゃうみたいです。でも、フライマンは拘りつづけたほうがかっこいいです。(笑)

 山吹の花です。もうそろそろ咲くような感じです。この花が咲くといい時季になったんだなぁて思います。ゴールデンウィークには満開となるでしょうね。山吹や菜の花、タンポポ花の黄色なぜか好きです。黄色い花の花言葉は、大抵「思わせぶり」とか「ジェラシー」とか、愛に関する背徳のような言葉が多いですよね。そんな花が好きな僕って・・・

  

 落ち込みの肩でヤマメがフライを喰いきれずにそのまま落ちていきました。右上のような石がたくさん入っている複雑な流れではどこからヤマメが飛び出してくるかわかりません。叩くような探り方も有効でした。どれだけ探りを入れたかで釣果は違ってきます。釣り人が通過した後でも結構出てくれます。ここでは3尾、粘り勝ち。

  

 このヤマメからはクロカワムシが出てきました。小さいのにすごい食欲ですね。ヒゲナガのハッチは晩春から初夏。もうすぐイブニングの釣りが始まりますね。

  

 28cmのヤマメはなかなか出ません。Aさんにやられたかな(笑)でも、ここのヤマメたちの活性は高く、大変楽しい釣行が出来ました。大物に未練を残し15時50分納竿。

 今回、ストマックしてみたものです。あれだけ捕食していたはずのニンフがいなくなっていますね。

 これは遡行途中で見つけたやつ。雲の巣にかかっていた虫です。右下のやつはまだ動いていました。たぶん、チカラカゲロウ?のダン。ドンピシャ、やっぱりアダムスです。

●釣行年月日 2006.04.19(水曜日)
 河川名称   AE川
 釣行時間帯  09:00−14:10
 天気      曇り
 気温      11度
 水温      10度
 釣果      ヤマメ 6
 ヒットフライ    アダムスP#13

 待ち合わせ場所へ行くまでの道のりには桜や梅の花。それに桃の花。黄色い花はタンポポ。白い花はいちげ。紫のスミレ。僕にもわからない花がたくさん咲き乱れています。まさにこの季節、阿武隈山地は百花繚乱。とても素敵です。本日、遠方より友来る。毎年、春にご一緒させていただく「そうめにすと倶楽部」の面々がやってきました。そうめにすと倶楽部主宰 web site「郁楓庵」のPLAさん、テンカラ釣り師の佐藤さん。そうめにすと倶楽部の毛鉤釣りの名手 web site「雑魚の世界」の雑魚さん。こうして春に釣りをともにするのも恒例になりました。待ち合わせ場所に着いたときには皆さん仕度の真っ最中。PLAさん佐藤さんとはちょうど一年。雑魚さんとは、2年ぶりと思っていたら3年ぶりでした。こうして元気で会えることがなによりです。挨拶もそこそこに釣行開始です。この釣り場はまだ僕も今シーズンは入っていません。いつも楽しめるポイントがいっぱいあるところです。ガイド役としては、かならず釣れる自信の釣り場です。

 この渓流のわさびの花です。凛として綺麗ですよね。自生しているわさびも今はとても少ないです。乱獲がそうさせていることはあきらかです。我々釣り人は、それがわかる立場にいると思います。このわさび、そっとしておいてあげてください。

  

 気温8度。水温8度。まずまずだと思いました。PLAさんと佐藤さんはテンカラ。雑魚さんは僕に合わせてフライフィッシング。それでは行きましょう。しかし、行けども行けどもヤマメの姿が見えません。僕も先行させていただいたのですが、まったく出ません。魚が走らないのです。深みには魚影が見え隠れしているのですが。ドライでダメならニンフで・・・と、思いやってみたんですがやっぱりダメです。釣れない遡行が続きました。ひとつ目の脱渓点を通り過ぎ、ふたつ目の脱渓点まできて毛鉤に出たのはPLAさんに2回、雑魚さんに1回のみ。ガイド役としては思案のしどころです。釣り場を変えることにしました。昼食を取りながら移動しました。

 はい、釣り場に到着。ここでは、PLAさんと佐藤さん、雑魚さんと僕にわかれ、上流側と下流側と攻めることにしました。水温を計ってみると10度。虫がたくさん飛んでいました。「やっぱり虫の飛ぶ時間帯は今頃なのかも」と雑魚さん。入渓時間は12時半。入渓してすぐライズを見つけました。やっぱり時間だ。ニンフをセットしてあったのですがドライに変更しライズを狙ってキャスト。派手な出かたでヤマメがヒット!ドンピシャ!!雑魚さんにも出ているようです。これなら上流に入ったPLAさん佐藤さんも大丈夫でしょう。いっきに午前中のモヤモヤした気持ちが吹っ飛びました〜(爆)

  

 ヤマメたちの反応はすこぶるよく雑魚さんも僕も終始ニコニコ。さっきの釣り場はなんだったのか?水温が2度違うとこんなにも活性が違うのか?いや、そうじゃない時間帯なのかも?入渓して連荘4尾のヒット!雑魚さんが釣り上げたその後にもヤマメがライズしている。これパラダイス(笑)

  

 深い淵を見ると底にヤマメが溜まっているのがわかりました。解禁当初はやはりこういったところにヤマメたちはいるんですね。水温が徐々に上がりそしてヤマメたちも散らばっていくんだろうと思います。底にもいるけど、ライズもしている。どっちを狙えばいいんだろ?そりゃ、ライズに決まってます。

  

 雑魚さんはバイビジブル。このフライ大物キラーかも?結構型のいいヤマメばかりを雑魚さんは釣っていました。雑魚さんが型の良いヤマメを釣ったところで、お願いしてストマックさせてもらいました。下の写真です。やっぱりニンフだよなぁ。おっ!こいつは、こいつは、ハッチしようとしていたやつだ。脱皮して亜成虫になりかけのやつだよね。なるほどねぇ〜こいつが今日のヤマメたちのご馳走なんですね。そうダン(なん)です。オヤジギャグ(^^; 

 そういうことでダンの季節に入りました。ダンとイマージャー捲いといてください。といってもニンフを喰わないわけではありませんのでベストには入れておきましょう。雑魚さんもまずまずの釣果だったようです。それにしてもヤマメたちはよく出ました。えっ、どんな出かたか、って?あのモグラタタキのゲームを思い出してくださいな。ポコン、ポコン、ってモグラが頭出すでしょ。あんな感じです。まったくウブなヤマメたちでした。出た数はヒットの数十倍ですたぁ(笑)

  

 脱渓点まできました。ここから先はPLAさんと佐藤さんが入渓していったところです。ここは、すでにふたりが入渓していますが、ヤマメはそれ以上に捕食に精を出しているようでした。これから先が本当に楽しみであります。雑魚さんはここでもヒット!していました。普段はテンカラ釣り師なんですが、フライもこなす雑魚さん。すっかりフライフィッシングの感覚を取り戻していました。本日はこれでお仕舞い。14時10分、納竿。

 脱渓点で見つけた二輪草です。綺麗ですね。車に戻って「PLAさんたち、どうだったろうか?」と心配していると、PLAさんと佐藤さんも林道を戻ってきました。僕が両手を上げて輪を作ると、PLAさんも両手を上げて輪をつくりかえしてきました。どうやら上流組みもバッチリだったようです。PLAさん、佐藤さん、雑魚さん、福島遠征お疲れ様でした。今年も山形お邪魔しますのでよろしくお願いしまーす。記念写真です。「はい、ケバリー!」


●釣行年月日 2006.04.01(土曜日)

 河川名称   AD川
 釣行時間帯  09:00−13:00
 天気      晴れ
 気温      5度→11度
 水温      6度
 釣果      ヤマメ 2
 ヒットフライ    フェザントテールニンフ#18

  

 福島解禁とあってちょっと早めに渓流に向かいました。林道にはヒメオドリコ草、ナズナ、菜の花が春を告げています。ここまで来る間に、すでに支度を終え、いざ勝負〜とばかりに川に立ちこんでいる釣り師が何人いたことか。。。やはり、今シーズンの解禁日は土曜日、日曜日と続いているので予想されたとおりのお祭り騒ぎです。橋のたもとで立ち話している人たちがいました。相馬渓流会の人たちです。「よ!やっぱりきたか!!」「会長なにしてんのよ。ウエーダー脱いじゃったりして?」「もう遊んできたから帰るのよ。今頃来てどうすんの?」話を聞けば上流も下流も早朝から釣り師がすでに入って一段落しちゃったようです。「ということはこの辺はもうダメだね。で、釣果は?」「ぜんぜんダメよ!」と、落ち込むどころか威勢がいいのは解禁日だから。(笑) 次回釣行を打ち合わせてバイバイしました。

  

 さてと、どうするかだ。フライでの釣りはこれからが本番なのだ。午前9時現在気温5度。水温6度。やけに冷たいな。ここのところ寒い日が続いていたので水温が上がっていない。それに風がかなり強烈です。ロッドは硬めにしてラインを4番にしてニンフでいくしかないでしょ。大石で囲われた深さのあるプールにニンフを入れてみました。流れ出しのギリギリのところでインジケーターが消しこみあわててアワセをくれたんですが、ゴツンと衝撃。ヤマメがもんどりうって消えていきました。あぁ〜惜しいです。ロッドが硬いとよくこういうことがおきます。風がなければ軟らかいロッドでやれるんですがこの強風ではしょうがないです。フックを研ごうと思ってシャープナーを取り出したらなんか変。あら?ダイヤがない!表も裏もセラミックのみ。ダイヤ部分が剥がれて落としてしまっていたようです。セラミック部分で研いでみましたが上手くいきません。新しいフライに変えました。その後も2度ほどヤマメを弾いてしまいました。やっぱり、ロッドかなぁ。風がますます強くなってきたのでここはあきらめて風のない渓流を探して移動することにしました。

  

 阿武隈山地も春らしくなってきました。3月には、ネコヤナギと蕗の薹、オオイヌノフグリくらいでした。もう、梅の花、タンポポ、スミレも咲き始めています。移動していく渓流沿いの道にも、たくさんの車がありました。山菜取りの人たちも混じっています。山を越えると風が弱まってきました。ラッキーです。水はクリアー。気温も徐々に上がってきているようです。水温6度かぁ。まだ渋いですね。やはりニンフでいきます。フェザントテールばっかりじゃやっぱりね。先日、フライフィッシャーの佐藤成史さんのブログを見ていたら、10番のヘアズイアニンフの話があったんだけど場所にもよるんだろうね。成史さんの場合は20cmじゃなくて20inだものねぇ。でも、あのでっかいニンフで釣ってみたいような気もする。やっぱり今度捲いてみよう。一見すると誰も入っていないようですが水際にはしっかりと足跡がありました。竿抜けしている場所を探します。上流に向かって左側に釣り人の足跡があれば僕は右側を行きなるべく同じ場所を歩かないようにし流し方を変えます。相手もさるものここぞというポイントはちゃんと押さえているんですよ。悔しいですぅ。でも、これがお祭りですからね(笑)

  

 ようやくヒット!解禁初日から苦労しました。ある人から「あられさんは必ず釣っちゃうんですね。釣れない日はないんでしょう?」といわれたことがあります。お答えします。「必ず釣ります!」 と、言いたいところなんですが、あーた、神様じゃあるまいし必ず釣れることはありません。釣れない日はフィールドレポートに載せないだけです。わかってもらえたでしょうか?ここに載せない釣行もかなりあります。車にはフライ道具一式積んであるわけですから、ここよさそうと思えば変身するわけです。ネクタイして。。。(爆) 
 ストマックしてみました。なんとミミズが入ってます。餌屋さんが捨てたものですかね。まるいのはなんだろ?まだ、ダンやスピナーが入っていません。ドライのシーズンはまだのようです。今年は遅い?おかしい?今日、ライズは一度も見ていません。もしかしてヤマメがいないのか??

 今朝、渡辺会長がこんなことをいってました。チビヤマメまで、みんな魚篭に入れて帰った釣り師がいる。この話が本当でありませんように。。。13時納竿。



2006年3月 Fly Fishing Report
渓流に 竿振りまわす 四十路かな

全面凍結していた阿武隈山地のダムも徐々に氷が融け始めました。
こんなモノトーンの世界でもヤマメたちは元気な姿を見せてくれました。

※渓魚たちはすべてリリースしてますのでご安心を。


●釣行年月日 2006.03.25(土曜日)
 河川名称   AC川
 釣行時間帯  11:40−13:30
 天気      晴れ
 気温      11度
 水温      未計測
 釣果      ヤマメ 2
 ヒットフライ    フェザントテール#18

 阿武隈山地のオオイヌノフグリは今が盛り。僕はこの瑠璃色が好きです。
あれ?あのおじいさんとおばあさん?あの車?僕は車を止めた。「どうしてこんな所で会うんだろうね。」「あはは。」「おほほ。」知り合いの漁師さんでした。すでに七十歳を超えているんだけど、いまだ現役。漁には拘りをもっていて網は使わない。釣竿一筋。以前、ヒラメを釣る仕掛けを見せてもらったことがあります。牛の角で作ったルアー?みたいなもの。この人凄い!と思いました。もちろん自作だよ。「おふくろがここの出身なんでねお墓参りに来たのさ。ついでに、ほーらこんなに蕗の薹があたんで摘んでいたのよ。あはは。おほほ。」これから不動尊公園に行くといったら「沢山釣っておいでよ」「はっ、はい!」やっぱり風格が違う。僕なんか足元にも及ばない。漁師さん夫婦を見送り釣り場に向かいました。

  

 梅の花は以前と違ってピンクに染まっていました。ポン!と、今にも咲きそうな気配がします。川原も緑がちょっと散らばってきたかな。この春の陽気は、ライズが期待できそうだね。しかし、行けども行けども水面は沈黙したままです。ドライフライにはまったく反応がありません。あっというまに予定の脱渓地点もすぐそこ。やっぱりまだ早いんだ。フェザントテールニンフにチェンジしたらギラっと反応。二投目にヒットしました。今までヤマメはどこ行ったんだ?と思えるくらい何の反応もなかったのですがなにを捕食しているか考えただけで一転しましたね。僕の場合、フェザントテールニンフ一辺倒だけど、これを考えたら釣果はもっと上がるよね。3月のフライフィッシングは難しいです。

  

 遡って行くと足跡が気になります。お彼岸中、だいぶ釣り人が入ったみたいです。今日はこれまで。土曜日とあってこの辺りはレジャーを楽しむ人たちで賑わっています。トレッキング中の人が森の中で「ヤッホー」なんて連発していたので僕も「ヤッホー」と返してやったら笑い声が聞こえました。僕も笑ってしまった。自転車が僕のそばを通り過ぎていきます。ダウンヒル?ここは往来の車も少ないので楽しそうです。僕もバイクに乗りたいな。渓流を遡行することは決して楽なことではないよね。でも、有酸素運動とすれば物足りないかな。暖かくなってきたし今年はジョギングでもやってみよう。春は冬のあいだ忘れていたいろいろなことを教えてくれます。

 あれ?駐車場にきてみるとトラウト仙台のステッカー。中を覗いてみるとレガシーさんが。。。お昼寝。何年ぶりだったろうか。懐かしい人にあった。どこも釣り人満員御礼。で、ちょっとお休みしていたようです。珈琲を飲みながら釣り場の情報を交換。5月のキャンプ楽しみにしてます。フライマンがあがってきました。福島市蓬莱からやってきたとのこと。ドライでやったけどダメだったようです。福島の解禁が待ち遠しいですよね。こんな状況では、まだ水温8度を超えていないようです。最近は早朝、仕事の前に釣りに来る人がいるんだそうです。「釣りバカ日誌」のハマちゃんみたいな人いるんですね。(笑)今日も朝から釣り人が入れ替わり立ち代り沢山入っていたようです。やっぱり土曜日・日曜日はこんなもんでせう。(笑)

●釣行年月日 2006.03.16(木曜日)
 河川名称   AB川
 釣行時間帯  13:00−15:00
 天気      曇り
 気温      11度
 水温      6度
 釣果      ヤマメ 12
 ヒットフライ    フェザントテール#18

 三寒四温とはよくいったもので、12日には、なごり雪が降り、15日はポカポカの陽気になりました。ちょっと忙しい日が続いていたので今日は息抜きです。気温11度。薄手のシャツにフリースをきて渓流へ。おや?なぜか流れが濁っています。水温を計ってみると6度。期待していた水温はまだ上がっていませんでした。とりあえずニンフを結んで釣りあがりました。クックーっと反応があるんですがギラっと底で光るものの上手くヤマメは乗ってくれません。「ふー」こういう時ってため息ばかりが出ます。

  

 フライをビーズ付に変えました。濁りがあるし、水量多目だし、こういう時って良いんじゃない。案の定、ヤマメはしっかりフライを咥えてくれました。濁りの中で餌を捕食することって考えてみると大変なこと。少しでも目立つようにしてあげればヤマメもしっかり咥えることが出来るようです。ストマックしてみると、ユスリカかな?小さい虫ばかりでした。この後もヤマメたちはニンフを咥えてくれました。でも、チビばっかりよ(笑)

  

 濁りが嫌で上流に移動しました。途中、護岸工事をしていところを通りました。やはり、ここからの濁りが下流に流れているようでした。上流へきてみるといつのも清流が待っていました。やっぱりこれでなきゃね。透き通る流れは、僕にとって気持ちよくホッとするのでした。これは釣り師とすればみなさんも同じかな?落ち込みから次の落ち込みまでのちょっと緩やかになった流れにヤマメたちはいるようです。クックーとインジケーターが沈み込みました。ストマックしてみると大きな水生昆虫が出てきました。体の太いしっかりした虫です。カワゲラのようです。ストマックすると、今度来るとき、なにを捲いてきたら良いのかわかるんですね。これってすごく楽しみになります。15時納竿。

  

 帰り道にバス停のところで、お婆さんがヨモギを摘んでいました。なんともいい感じの風景でした。僕もヨモギを探してみるとフキノトウのそばにかわいい土筆を見つけました。本格的な春に向けて着々と準備をしている阿武隈山地です。

●釣行年月日 2006.03.11(土曜日)
 河川名称   AA川
 釣行時間帯  11:20−13:30
 天気      晴れ
 気温      15度
 水温      7度
 釣果      ヤマメ 5
 ヒットフライ    アダムスP#13・フェザントテール#18

 梅のつぼみもだいぶ膨らんできました。この様子では来週には開花するかもしれません。梅林がいっせいに花をつけるとそれはそれは綺麗です。気温がぐんぐん上昇しています。車内は日差しで暑いくらい。車の窓を全開にして林道を走り抜けます。車を降り渓流に向かいます。途中、杉林の中を通り抜け河原に下りました。草が茂りだすとここは通れません。今の時期はほとんどの雑木林は葉が落ちていて見通しがききます。冬の雑木林はいろんな発見があります。外敵から身が守れるからだと思うんですが小鳥がたくさんいます。小鳥の巣やカラスの大きな巣を見ることが出来ます。イノシシが土を掘った跡。たぶん何かの根っこを食べたんだと思います。今の時期の僕の楽しみでもあります。

  

 気温15度フリースは脱ぎシャツを腕まくり、水温も上がって7度になっていました。あと一息だね。前回ドライフライで反応があったので今回もドライで釣りあがりました。河原に下りるともうそこは一級ポイント。アダムスを流します。やっぱり、ドライフライは操ることができて楽しいね。すぐにヒット!木っ端ヤマメでした。足元でナチュラルリリース。ですが、その後パッタリと反応がありません。これはニンフかな。。。河原の石に腰掛けてフェザントテールニンフを結びます。ドライを振り回した後のニンフのキャストってピンとこないよね。スリークォーター気味にバックキャストしてオーバーヘッド気味のキャストでシュート。これが僕のニンフキャストです。トラブルが少ないのでお試しあれ。左下の写真中央でヒット!インジケーターが消しこみヤマメが底でキラキラ。これ堪りませんよね〜。

  

 やっぱりニンフに変えてよかったね。ドライには反応を示さなかったヤマメも目の前に流れてくるフライには我慢できないよいうです。右の写真の奥に落ち込みがあります。手前に石が沈んでいて頭だけ出ています。その間が狙い目だと思います。中央から左側に速い流れがあります。まずここではでないよね。中央よりのレーンを流しました。インジケーターが一気に消しこみ底でヤマメがキラキラしています。思惑通り出てくれました(笑) 

  

 今回はストマックポンプを使ってみました。いつも持っているんですが どうしても釣り急ぐ癖がありましてヤマメを逃がしてから「ストマックしておけばよかったな」と思うのであります。すこしフライマンとして進歩したかな?ヤマメの口へポンプをごめんねーすぐ終わるからねーと差し込んだのですが、ガーン!何も取れてないではないか!!ヤマメ君、わりーけど、もう一回ね。すんません。ズボ!とようやくとれました。ストマックの使い方早くなれるようにするから許して!とヤマメ君にはお引取り願いました。ふー。中央が#18のフェザントテールニンフです。やはり捕食しているのは水面下の虫です。ドライに出るようになるにはもうちょっと水温が高くならないといけないようです。でも、サイズがドンピシャなのは驚いたなぁ〜。僕の読みはまんざらでもないぞ。風が出てきました。早春の里に吹く風は爽やかであります。とても気分よく13時半納竿。

 帰り道、福島のokaちゃんとバッタリお会いしました。お友達と釣りのようです。よ!しばらく〜。この陽気じゃ釣り師としては黙っていられないよな。この下のポイントでライズしてるんです。急がなきゃ。上流の水温は7度。ここの水温は8度ぐらいになっているだろうね。爆釣祈るよ。がんばれーokaちゃん。結果報告待っていまーす。

●釣行年月日 2006.03.07(火曜日)
 河川名称   Z川
 釣行時間帯  13:30−14:30
 天気      晴れ
 気温      4度
 水温      6度
 釣果      ヤマメ 3
 ヒットフライ    アダムスP#13

 おっ。。。ライズだ!林道を走っていたらヤマメのライズをみつけました。水温が前回と同じで6度。ドライにはまだやっぱり早いかな?なんて思っていたところにライズだもの。通り過ぎるわけには行きません。(笑)奥の落ち込みから中央の大石まで広いプール上になっている所がライズのあった場所。下流に周り入渓します。ソラックスダンにしようかアダムスPにしようか迷ったけど飛んでいる虫を見ると黒っぽいのでアダムスPを結びます。大きく目立つ#13番。着水と同時にヤマメが水面に向かって突進してきたのがわかりました。しかし、フライを見破ったかUターン。気を取り直してもう少し上流に流すとヒット!ドライフライでの初ヒットだったもんだからちょっと油断してしまいバーブレスから外れてしまいました。

ドライで釣れた場所bP ドライで釣れた場所bQ ドライで釣れた場所bR

 ここはヤマメが沢山たまっているようです。ポイントでは必ず反応がありました。日当たりがいいので水温もちょっと上がっているのかもしれませんね。川の中を歩いていると僕に驚いたヤマメが鮎みたいに跳躍して上流へ消えていきました。ヤマメの奴、よっぽど驚いたんだろな。かわいいヤマメです。

アダムスをしっかり咥えたやんちゃなやまめクン。フライがでかい(^^;

 とりあえずドライフライで釣れたので、めでたし、めでたし。14時半納竿。昨日は啓蟄。虫も這い出してくるし、水温がもうすぐ8度を超えます。阿武隈ヤマメもボチボチ動き始めると思います。楽しみです(^^)
 

●釣行年月日 2006.03.05(日曜日)
 河川名称   Y川
 釣行時間帯  11:45−13:00
 天気      晴れ
 気温      11度
 水温      6度
 釣果      ヤマメ 1
 ヒットフライ    フェザントテールニンフ#16

 今日は解禁後初めての日曜日。実質的にも本当の解禁日であります。たぶん、本流は釣り師、釣り人、アングラー、フィッシャーマンなどなどでお祭り騒ぎでしょうね。ということで、まだ状況がわからない支流へ出かけてきました。この道は石羽街道といいます。人々の信仰を集めた修験寺へ通じる道。その修験寺を中心におびただしい数の古碑がこの地区には残されているんです。幕末から明治にかけて祈念や供養のしるしとして碑を建てることを奨励していたようです。ひとつ、ひとつ眺めていると、当時、その思いを寄せた人々の姿が偲ばれます。本日は晴天なり。気温11度。風、少々。後は、竿抜けしてる場所を探すだけです。

 やはり、どの入渓場所も予想していたとおりで釣り人の車ばかりです。目星をつけていた場所も車が2台も止まっていました。あちゃー!これは!これは!お祭りでんがな!!渓流を覗いてみると餌釣り師が楽しそうに竿を出しているではありませんか。早いもん勝ちは釣りの世界では絶対的な権利。頭をはねることは出来ないよね。先行しているのは餌釣り師。長い竿を使っての提灯釣りなら水に入ることはあまりないか。。。ジャブジャブと餌釣り師の後に続きます。先日の釣行では魚影が走ったのですが、今日は見えませんでした。厳しいかもしれないな。。。

  

 水温6度。前回よりちょっと上がったね。どうも、今日のヤマメは機嫌が悪いらしく全然姿を見せてくれない。ここでいつも出てくれるんだけどなぁ。やっぱり隠れちゃったかな。護岸されたところに出ました。ここの根っこがえぐれています。たぶんヤマメはここにいます。コンクリートの上は忍び足。姿を見せてはいけません。匍匐前進。ロッドは水面に出さない。(#おい、どうやってキャストすんだよ!だから、チャンスは一度だけってことだよ!!)勢いのいいレーンに乗せるとフライはエグレの上を通ってしまうから、その右隣のゆるいレーンに流せばニンフはエグレの中を通過、ヤマメは辛抱しきれずにニンフをパクリだよ。よし、わかった。慎重にキャスト。レーンを外した。まだ大丈夫?もう一度キャスト。ドーン!ヤマメは一気にフェザントテールを吸い込みました。こちらの読みどおりにヤマメが出てくれました。これだからフライフィッシングは止められないよね。護岸は1.5m位。どうやってネットに入れるんだよ。かわいそうだけどゴボウ抜きしかない。ヤマメ君ごめんなさいね。

  

 川幅が狭くなってくるとやはり足跡が多く目に付くようになってきました。違う足跡があります。先行者は一人じゃないようです。現在、先行している人は2番目か3番目のようです。今日はこれまで。土手に雪が見えてきたところで13時納竿。土手で今年初めてフキノトウをみつけました。よし、今夜はテンプラでBeerに決まりだぜ(^^)

●釣行年月日 2006.03.02(木曜日)
 河川名称   X川
 釣行時間帯  12:00−14:00
 天気      晴れ
 気温      6度
 水温      4度
 釣果      ヤマメ 5
 ヒットフライ    フェザントテールニンフ#16(ビーズヘッド)

 予報では気温が上がらず寒い日になるはずが、昨日と打って変わって大変よい天気になりました。今日はゆっくり休養をとるはずだったのですがこうなると行かずにはいられませんよね、渓流。(笑)入渓場所には眩しいほどの日差しが。。。こんな風景が見られるようになるとウキウキしてくるのは僕だけでしょうか。あんなにあった雪も昨日の雨で嘘のようになくなっています。

  

 この渓流、普段はこんなに水量が多くないんですが、前日の雨の影響で増水しているんですね。堰堤下のプールにニンフを流すとインジケーターがクッ!と反応しました。でもヤマメはのってくれません。もう一度流し、反応があったところでちょっとロッドを横に倒してラインを引いてみたら追い喰いしてくれました。かわいいやんちゃなヤマメです。もうちょっと大きくなってから会おうね。木々は川を覆いつくすように枝を張り出しています。その枝の先をみるとまだ硬い蕾が無数についていました。まるで「準備万端だかんね」と言っているようです。ここは若葉が茂るころになると、とても釣りどころじゃなくなります。若葉が茂るまでの間こうして釣り上がることができるんです。本流から外れたこんなところだからヤマメも自然繁殖するんだろうね。いわば種沢、大切にしなければなりません。

  

 堰堤を越えた次のポイントでやっとネットを使えるヤマメが釣れました。今年初めてのネットインです(笑)やはりポイントは毎年変わらないんだね。こういうところってヤマメたちの餌場としては最高の場所なんだと思います。途中インジケーターをつっいたヤマメがいました。やる気のあるヤマメもいるようです。とは言っても水温4度じゃねぇ、そのままニンフで釣りあがりました。インジケーターが大きく消しこんだので反射的に大アワセ。ヤマメが空を飛び後の流れに消えていきました。(笑)

  

 河原にはネコヤナギが風に揺れています。空を見上げれば青い空。樹木の枝が幾何学模様を描いています。時折、小鳥たちが枝を渡っていきます。足元を見れば赤い実を付けた小さな草花。とても気持ちがいいよ。14時納竿。

●釣行年月日 2006.03.01(水曜日)

 河川名称   W川
 釣行時間帯  12:40−14:30
 天気      雨時々雪
 気温      0度
 水温      4度
 釣果      ヤマメ 10
 ヒットフライ    フェザントテールニンフ#16(ビーズヘッド)

  

 阿武隈山地最北端の渓流が解禁しました。あいにく低気圧の通過で朝方まで雪模様でした。僕の街も薄っすらと雪景色。きっと渓流は凄いことになっているよね。峠を越えるとやはり思ったとおりでした。路面には雪はないものの路肩を見ると除雪車が通ったあとがわかります。遊漁券を購入するいつもの販売所へ立ち寄り状況を聞くと10cmの積雪があったそうです。上流では20cm位あるよだって。。。

  

 気温0度。水温4度。無風。雨、時々雪。条件はよくありません。ビーズヘッド付のフェザントテールニンフをチョイス、ティペットに結びます。ショットを30cm上部へ噛まし、半矢くらいのところへインジケーターを付けました。雪代が入って少し増水しているようです。落ち込みへニンフを流します。白泡の切れた辺りでインジケーターがクククーと消しこみました。元気のいい初ヤマメと遊ぶことが出来ました。

  

 解禁日は僕自身のセレモニーみたいなもので釣果はあまり期待していない。けど今日のヤマメたちはよく遊んでくれます。僕を歓迎しているかのようです。どちらかといえばゆったりした流れで多く出てくれました。雪のおかげで移動中ずいぶんと転びました。石の上の雪はよく滑ります。注意しなければなりませんね。昨年の6月に首まで撃沈してから僕はちょっと用心深くなっています。あの時はデジカメまでダメにしちゃったもんな。。。8尾位かけるとさすがに鉤掛かりが悪くなり、外れることが多くなってきました。橋の下は絶好の雨宿りの場所。煙草がうまいです。休憩しながら鉤先を研ぎます。人がみたら「こんな雨の中釣りだなんてどうかしてるんじゃない?」といわれますよね。解禁日色々な釣り人たちが通り過ぎた河原。同じアプローチをした釣り人の足跡。人それぞれの楽しみ方。僕は好きです。

  

 落ち込みの脇はアウトリガースタイルでの釣りです。インジケーターは持ち上げちゃいます。しばらくするとクククーッと向こうあわせ。ヤマメが釣れちゃったーて感じですね(笑)2尾追加して満足できました。フェザントテールニンフ1本で済んじゃった。最近ないよなこんなこと。「おーい!こ、と、し、も、よろしくなぁー!!」解禁のセレモニーはこうして無事終了。それにしても寒いよ。雨合羽にダウン、厚手のフリースと重ね着で対策をしたつもりなんですが間に合わない。次回はカイロを準備しなきゃダメだね。 雨が大粒になったところで14:30納竿。あ〜した、天気になぁーれ♪




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