横笛と民俗芸能


民俗芸能の笛吹き


遠くは元禄の時代より郷土に伝わる民族芸能「田植え踊り」に幼い頃からたずさわってきた私である。
小学生の頃は「早乙女」と称する女性に混じり「弥十郎」なる道化者に扮して加わっていた。
基本的に小・中学生が主体でそれに大人の「おはやし」が入っての30名からなる民俗芸能である。
小学校を卒業すればお役御免となるが、久しく忘れた頃に「笛吹き」の依頼が舞い込んだ。
根が音楽好きの私は引き受けてしまった。
笛吹きの始まりである。

NHKホールにて 仙台市秋保町長袋の田植え踊り

郷土の民俗芸能も「国の無形文化財」に指定され全国、あっち・こっちで舞台披露の機会に恵まれた。
楽譜があるわけでもなく頼りは、自分の「耳」だけである。会を重ねる毎に良い音が出てきた。
今でも、そして将来も民俗芸能の「笛吹き」で行く事でしょう。


フルートとの出会い

自宅が小学校の近くに在る。ある時、音楽好きの先生から誘いがあり、「おやじ楽団」の話があった。
当初は何人かの物好きが集まり「ラッパ」を手に取りスタートしたが長続きはせず「解散」。
しかし、根性のあるやつがいた。  「俺」だった。
せっかくの機会でもあるので「フルート」を習ってみる事にした。横笛で実績があるので
何とかなるだろう!と思い安い楽器を購入しフルートの音出しが始まったのである。


転勤等で途中のブランクがありましたが、正式に先生の指導を受けるようになって数年。
難しい楽器であるが趣味として続けている。

何とか、ビゼーの「アルルの女・メヌエット」を吹けるまでになった。
年に1〜2回の発表会に向けて日夜練習に励んでいる私です。

「天使のセレナーデ」
(仙台市青葉区広瀬文化センターにて・平成15年3月30日)


フルートは楽しい!