亘理町の農業用水(あぶみ川)
阿武隈大堰が作られたわけ |
大雨が降ると水かさが増し,川いっぱいになって流れ,時には堤防(ていぼう)をこえて水は家や田畑に流れ込み, 人々に大きな被害(ひがい)を与えることがあります。 阿武隈川でも昭和13年,16年,23年に洪水があり,宮城県の仙南地方に大きな被害がでました。 このような水が出た場合でも安全に川の中で水を流せるように堤防や護岸(ごがん)を作ったりしていますが, 阿武隈大堰は川底の高さが水によって下がるのを防いだり,水道水や農業用水,工業用水などがいつでも安心 して取れるようにするために作られました。 |
阿武隈川の大堰で農業用水も確保している |
阿武隈大堰ができるまでに |
費用‐‐110億円(小学校が20校できる) 期間‐‐9年間 使ったコンクリートの量‐‐11トンダンプで21700台 |
阿武隈大堰のゲート |
・大堰には高さが3.8メートル長さが43メートルの鉄でできたゲートが10門ついています。 ・ゲートは管理所の中のコンピュータと結ばれていて,管理所の操作室で操作ボタンを押すと動きます。 ・いつもは大堰の左岸に2門,右岸に1門作られている二段式のゲートの上の方から水を流しています。 ・雪解けの時や雨が降って水かさが増してきた時は,中央から順番にゲートを開けていき水を安全に流します。 ・水が少なくなったらはじから順番にゲートを閉じます。 |
阿武隈川の水の利用上水道‐‐‐‐75万人分 工業用水‐‐‐‐35カ所 発電所‐‐‐‐28カ所 農業用水‐‐‐‐47289ヘクタール 総合計3120万トン |
農業用水の入り口(岩地蔵)
亘理町中心を流れるあぶみ川(鳥の海へ) |
阿武隈川から亘理町鳥の海湾に流れる水路は 岩地蔵からの水の入り口と農業用水道をみました |
あぶみ川の支流には割山峠からの源流、三門山や大森山、阿武隈山脈からの清水が
大小の川を経てあぶみ川に合流しています。
農業用水の道 | 家庭排水の水門 | 農業用水路 |
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