法則化シリーズ/算数

がい数の導入はレシートで!!

福島法則化アンバランス Toss赤えんぴつ 斎藤浩康

これは真木省博氏の実践「がい数の導入はレシートで!!」の紹介である。
出典:第10期教育技術の法則化98 素材を生かす授業技術5年
授業の導入で次のようなクイズを出す。

 先生は,きのうメルシで買い物をしました。もっていたお金は,1500円です。買ったものと代金は今から書きますから,先生が,全部買えたかどうか,30秒で計算しなさい。
チョコレート  198円
あられ     212円
とうふ2つ   320円
ジュース   189円
肉       623円
 左のようにして板書して,時間を計る。
 子どもたちには,エンピツはもたせない。頭で考えさせる。30ではとても5段の暗算はできない。一応,一の位の数は切り捨てたものが,25名中18名。
 190+210=400円,320円+180円=500円,400円+500円=900円で,900+623=1523円となり買えなかった。ま,この問題は,初歩。次の問題は板書せず,口頭で出した。
ガム       98円
ケーキ     185円
ミカン      212円
カップヌードル 180円
やりました。。25名中20名が,百の位のがい数にして計算しました。
 98円ーーー100円
185円ーーー200円
212円ーーー200円
                      およそ 600円

 これをした後で,およその数をこれからは,カッコよく「がい数」と呼ぶことおさえ,教科書の問題をした

 とても食いつきがよく,その後の授業でも,なぜがい数にするのかの意味をよくとらえ,がい数に対する抵抗がなかったように思う。