メックウォリアーRPGオリジナルシナリオ vol.2
背景ド田舎の惑星アト・ラスト。
蛮王の脅威の侮れない地域であると判断されるためメック傭兵のバーンズ中隊が駐屯し、プレイヤーはこれ所属する「火力小隊」のメンバーです。
ここはシュタイナー領でドレフェス一族が世襲制で首相改め大統領となって統治していますが、野心あふれる娘やら弟やらがトラブルを巻き起こしてくれました。
そして1ヶ月後、です。(ちなみに火力小隊は「生粋のメック戦士」「元整備兵」「元偵察兵」の混成でランク一般兵とするため、作成点150点+経験点15000点の変則ルールでPCを作成してもらっています。前回の参加者はさらにミッションクリアで経験点1000点が与えられています)
なお、この色のコメントは実際遊んでみてのツッコミです。
「大統領府占領事件」「突然ですが大統領府が何者かに占領されました」
のどかなある日、哨戒していた気圏戦闘機から、バーンズ中隊基地から南200km地点に所属不明のレパード級の降下船が降りるのを発見したという報告が入りました。そしてほぼ同時刻、北西400km地点にも同様に降下船が降りるのを確認したという情報が入りました。
現在基地に駐屯しているのは1個中隊=3個小隊です。内訳は偵察任務を主とする軽量メックと気圏戦闘機の混合部隊、バーンズ隊長の火力小隊、そしてプレイヤーの所属する小隊です。
基地を無人にするわけにはいきませんので、前回のカシを楯にして大統領に近衛部隊を出してもらい、そちらには北東400km地点に行ってもらいました。
プレイヤーの皆様は南200km地点へ向かうことになります。ところが。
200km地点についても、メック1機見あたりません。
どうしたものかと考え込んでいると、隊長から連絡が入りました。
「よんどころない事情で大変なことが起こったから至急戻ってきて。詳しくはいえないけど、とりあえず降下船はなにもしないで去っていったようだから」戻ってきた皆の衆に、隊長は状況を説明し始めました。
「キミタチが調査に出かけてから2時間くらいして大統領から連絡が入ってね、簡単にいうと正体不明の(仮)テロリスト達に大統領府が占領されちゃったんだって。現在大統領は職員20名ほどと地下の一室に立てこもっているんで、至急助けに来てくれと」大統領近衛部隊はプレイヤー達のメック隊より更に200km遠くへ行っているので、戻ってくるのを待ってはいられない、と強調。バーンズ隊長は、質問に応じて以下のことを答えてくれます。
○ 大統領達はテロリストの手を逃れ地下に逃げ込むことができたが、他の職員については不明。○ 立てこもっている地下の部屋は機械室で、重火気厳禁な場所柄そうそう強行突破はされまいと思う。
○ 大統領府の周囲にメックが何機か配置されているのが見えたが詳細は不明。
○ テロリストの人数は不明。
○ 大統領府は地上8階建て。詳しい間取りなどは一般に公開はされていないのだけど、ハッキングすれば図面等が入手できるはず。緊急事態なのでフリーパスになるパスワードを教えるからバリバリハックしてくれい。
更に偵察に出ていた者からの報告で、
○ 大統領府回りにはメック1個小隊が待機しニラミを利かせている。所属は不明。メック小隊の内訳はフェニックスホーク、マローダー、ウォーハンマー、ストーカー。フェニホ以外は重量級で、正面突破は無謀? 特にストーカーは、知る人ぞしる強敵ざます。いやホントにストーカー強かったんだって。
で、プリントアウトした図面を見つつ検討です。
→周辺地図、大統領府平面
あまり意見がまとまらないようであれば、バーンズ隊長が以下のように提案します。
「正面突破→ニラミを利かせるメックが邪魔。しかも、市街に多大な損害を与える恐れあり。
屋上より侵入→周辺に建物がないため気圏戦闘機で屋上に移るしかないが、狙い打ちされる恐れ大。
地下より侵入→下水道から大統領府の地下ピットに侵入し、地下点検口から地下施設に出ることは可能だろう。
よって、わたしが小隊を率いてメック同士で睨み合いをしてるから、そのすきに侵入して生身の人間同士なんとかしてくれい。基地を完全に留守にするわけにはいかないし、全機出撃って訳にはいかないのがイタイかな。んー、なんかあったとき数の暴力ができるようにキミタチのメックは近くに待機させておいたほうがいいね」流石にプレイヤーから「中隊長が敵メックを引き付けてくれ」とはいい出せないよな、ということで、後半辺りはGMからの提案となりました。
*大統領府への道*
(実際に図面をプリントアウトすると判り易かろうと思います)最寄りのマンホール(場所はテキトーに設定して下さい)
↓
下水道(長さはテキトーに決めて下さい)
↓
大統領府の地下ピット
↓
地下2階へここまでは特に敵はナシ。
ただし、下水道から地下ピットへはハッチを通って出れますが、知性度ロールに失敗するともれなく貯水タンクの下に出ます。貯水タンク底から床まではわずか50センチの隙間しかないため、這って出るか別のハッチをくぐり直すしかありません。ペナルティは特になし。ただの嫌がらせです。見事タンクの下に出たので、みんなして匍匐前進(笑)。
地下の図面は作ってなかったんでその場でテキトーに描きました。
地下2階
機械、ポンプ室。無人。地下1階へ上がる階段があります。
地下1階
階段を出るとEV、便所、機械室、コントロールルーム。そして機械室の前に見張り2名。
敵を無力化=盗賊技能を使って忍び足→麻酔銃、などはロールに成功すればOK。失敗→戦闘となった場合、以降の建物内の行動全てにペナルティ修正+1が付きます(警戒されたため)。
とらえた者を尋問する場合、尋問ロール(修正+2)に成功すると
「建物内にいるのは後7名で、カギを探している」
「自分は蛮王ワイズリー・アマリアの部下である」
ということが判ります。「賢い(ワイズリー)アマリア」はこの辺境をなわばりにする蛮王ですが、勢力はそれほど大きくありません。奇襲に成功したので(敏捷度でロール)、プレイヤー側ノーダメージで無力化成功。
以降戦闘は全て奇襲が成功してしまったため、一方的な殺戮となってしまいました。武器が武器なだけに。麻酔銃でも支給すれば良かったかな。大統領以下20名は地下から脱出。その際大統領から、最上階の大統領室金庫から「カギ」を持ってきてくれと依頼されます。
コントロールルームは、コンピュータロールに成功すると建物内の人員の確認とカメラで様子を見ることができます。失敗した場合、職員の一人が見かねて助けてくれます。
○ コントロールルームで得られる情報
1階は無人
2階は1人が移動中
3階は左側の部屋に3人固まっている、1人移動
4階は2人移動
5、6階は不明
7階は左右に2人ずつ、1人移動
8階は2人移動職員に、コントロールルームに常駐して情報を逐一流してくれと依頼するプレイヤー達。予想はしていたけどやっぱ無茶があります。通信機でのやり取りは傍受される可能性があるし、職員は一般人なのでとっとと逃げたいのです。やってくんなきゃ居残り職員達助けにいかないぞ、とまでいわれてしまうと職員さんは泣く泣く協力するしかないのですが。
結局泣き落としで回避しましたが、実際協力し続けることになったら通信を傍受されて……って展開もアリです。以降各階は、遭遇ロールで2Dで4以下を振った場合2人組と遭遇し戦闘となります。
ただし、警戒している場合は3以下。1度遭遇した後は5以下になります。
敏捷度ロールに+2以上で成功すると、敵より先にに気付きます。−3以下失敗は敵が先に気付く。それ以外は同時。敵を先に発見し待ち伏せ奇襲、という戦法であっさり殺られていく蛮王の部下達。銃器の音で警戒→難易度上昇しても、ロールに成功されちゃあダメダメなのね。
1階 無人。オモテを見るとメックの睨み合いが見えるでしょう。
2階 なにもなし。
3階 左側の部屋に職員が3人隠れています。
4階 なにもなし。
5階 右の部屋で敵2人が捜し物中。ウカツに踏み込むと戦闘必死。
6階 なにもなし。
7階 両側の部屋にそれぞれ職員が隠れています。
8階 左側の上の方が大統領室。敵2名が捜し物の真っ最中。何らかの方法で無力化した後、いわれたとおり書棚奥の金庫からカギ(厚さ10センチ幅30センチ長さ100センチの代物)を発見できます。
これまでに戦闘行為を行って居る場合、カギ発見後残りの皆様と遭遇し戦闘となります。勝つか逃げるかして、地下へ走りましょう。
マンホールから首を出すと、蛮王のメック隊とバーンズ中隊のメックがドンパチやっているのが聞こえます。2対4です。
急いでメックまで走りましょう。戦闘に勝利するか、15ターン粘り蛮王のメック部隊を退却させればミッションクリアです。
スクラップとなった蛮王のフェニホを獲得されてしまいました。その部品で自メックを改造、は次回に回します。
<事の真相>
性懲りもなくドレフェス弟ハロルドさんが暗躍でした。領土的野心を持つ蛮王と手を組みクーデターを起こす、失敗しても知らんぷり、「カギ」を奪えればめっけもの、の行動でした。
そう、カギです。
こればドレフェス家に先祖代々伝わるモノで、ハロルドさんはこの惑星城のどこかにあるメック工場あるいは修理工場の起動キーだと信じているのです。
実際なんのカギであるかは、まだヒミツ。
なお、逃亡したハロルドさんは現在行方不明中です。
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