◆ 46台詞。例文 ◆
【き】 「キャベツの芯残すなよ」
「焼き肉のタレがさ、染みたのが美味しいんだよね、キャベツの千切り」
「とかいいながらお前なに選り分けてんだよ」
「えー?」
「ったく、キャベツの芯残すなよな」
「いやだって芯とこって苦いし硬いし不味いし」
「せっかく人が手間暇かけて千切りしてやったっつーのに」
「うあ。キャベツ丸ままピーラーで千切りしたクセに。それを手間暇いう」
「んだよ」
「あのね、真のキャベツの千切りってぇのは、キャベツ一枚一枚剥いて、芯とこ取って、重ねて包丁で切るんです。そんな手抜きのは偽物の千切りなんです。それを偉そうに手間暇語って欲しくないなあ」
「……」
「なに頭抱えてんのよ」
「……」
「うあ今度は呆れた目で人のこと見て。まあいいわ。ほら手抜き、そんなにいうんならこっちの皿の芯も自分で食べちゃえば」
「……お前になんぞ金輪際料理作ってやんねぇ」
「え?」
「一人で丁寧にお好みの千切り作りやがれ」
「……」
「……」
「えっとー、あー、肉の下敷きになってしんなりしたところは、結構いけるねえ」
「……」
「あれだよねえ。科学も進化したことだしさ、文明の利器は使わなくちゃねえ。うん、ピーラーは偉大な発明だよね。手を切る心配もあんまないしさ」
「……」
「……うー、そのー……」
「……」
「ごめんなさい」
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