きねもにっき
プーです。
7月31日「お薬をどうぞ」ワタクシの手元に対照的な旅行エッセイコミックが二冊ございます。
方や、オノレの収入全てを旅行につぎ込みとにかく好きで好きで楽しんで旅行しまくる千里唱子氏。
方や、オノレの意志や希望は無視でとにかくアジア各国を過酷なスケジュールで行かされまくる宇野亜由美氏。
けどなんでかこの両方とも、読むたび「ああ旅行行きてぇえええ」と思わされるのは、つまりオイラもただの旅行好きってことなのか?「暇さえあれば旅行したい! 保存版 旅行にいこーらす」
千里唱子/集英社 YOUNG YOU COMICSワイド版
ボルネオ、フィンランド、インド、ケニア、オランダ、ロシア、モンゴル、チェンマイ、トルコ、オーストラリア、中国、ジャワ島、ペルー、チェコ、そしてアメリカ留学記。
「お金を使う前に(旅行に)使う」ので、貧乏でもこれだけあっちゃこっちゃ旅行に行けるのよ、ということらしい。うーむ、見習えない。「アジア行かされまくり」 宇野亜由美/白泉社 JETS COMICS
台湾・台北、韓国、シンガポール、マカオ、香港、タイ、バリ、マレーシア、ベトナム、中国、最後はインド。
なんか始終怒ったり文句いったりしながらアジア旅行をこなしておられます。ギャグ漫画家さんて大変な職業ですね。普通の会社員なんかしてると(いや、ワタクシいまプーだけどね)まとまった日数の休みなんてそうそうとれるモノではないし、そうすると長期間の旅行は年に一回行ければいいほう(いや、予算との兼ね合いで実際オイラなんかは二年に一回ペースなんだけどさ)。
そんなわけで、上記二冊や下記二冊を読みながら、旅に出よう、いやしかし、とかなんとか思ったりするのよ。旅行記というわけではないけど「旅に出たい病」症状悪化の劇薬。
「トルコで私も考えた 1、2巻」
高橋由佳利/集英社 YOUNG YOU COMICSワイド版「おさんぽ大王 1〜3巻」 須藤真澄/ASCII COMICS
も併せて、どうぞ。
7月28日「ぺんぎんらいふ」ここは無人島で、わたしが寝泊まりする観察小屋以外人工物はなにひとつない。わたしがいるということは厳密には無人島とはいえないのかもしれないけど、わたし以外に人間は存在しないのだし他に相応しい名称もないので、無人島と呼ばせてもらっている。
わたしがここに来てもう一年がたとうとしている。つまり、自分以外の生の人間と会わないでもう一年たつということ。通信で話すことは可能だが、国家の税金でそう無駄話はできない。
それで気が狂いそうなほど寂しいかというと、実はそうでもない。
わたしの観察対象はトールペンギンという新種のペンギンで、鳥類にしてはずば抜けた知能を持っていた。
背の高さが最大で一五〇センチにもなる巨大なペンギンで、今のところこの島に生息する三〇羽以外の存在は確認できていない。
こんな巨大な生き物がなぜ今まで発見されなかったのかというと、そもそもこの島自体が発見されていなかったからということに尽きる。ちなみにこの島は、第一発見者の言葉を信用するならば「昨日までなにもなかった海に突然出現した」 らしい。世の中も人の頭も、まだまだわからないことだらけだ。
わたしの仕事はこのペンギンたちを観察すること。そして、彼らの生態を研究すること。
最初の頃こそ彼らの行動を一方的に覗き見するだけで、それはもう退屈だった。どんなに興味深い生き物でも、一週間も見続ければ飽きるだろう。
けどある日、ペンギンたちの中でも好奇心の強いものたちがわたしの仕事場を訪ねてきた(そう、訪ねてきたのだ)。
彼らはわたしの職場にしばらく滞在し、わたしは彼らと共に生活した。
彼らには言葉があり、わたしは彼らから集めた言語を解析した。
わたしと彼らはほんの少しだがコミュニケーションを取ることが可能になった。そして、とっかかりがつかめればあとは早いものだ。今日は若いペンギンたちの「求愛の日」だという。「発情期」ではなく、人間でいう「バレンタイン・デイ」に近いニュアンスらしい。
それを見学に行く予定になっているが(わたしがまだ独身だと知った彼らは「参加」を勧めてくれたが、それはさすがに遠慮した)、そのついでに、彼らの長老に昨夜入った通信について相談しなくてはならない。
彼らは自分たちの本当の姿が広く人間に知られることを望んではいない。そしてわたしは、彼らの要望を尊重して彼らについての詳しい調書をまだ中央に提出していない。
昨夜の通信というのはつまり、ある生物学者がこの島の訪問をかねてから要望していたのがついに通り、近いうちに(追って連絡する)来訪することになったという内容。
それで彼は知性ある生き物としてコンタクトするのか、それとも「普通のペンギンのフリ」をするのか。
彼らがどう選択するにせよ、わたしはできる限り彼らの希望通りになるように協力するつもりなのだけど。
わたしは、彼らに思いの外好評だったチョコレートを手みやげに持ち、彼らの集落へ向かうべく小屋を出た。
雲一つない素晴らしい天気で、なんだか面白くなりそうだな、と少し思った。
7月25日「梅雨が明けました」暇なんである。
せっかくの長い夏休みなんで職探しはまだしたくないし、しばらくぶらぶら遊んでようと思ってるのだけど、しかし、暇なんである。
退屈ではないんである。
日長一日掃除しながら本とか読み出して掃除は遅々として進まず、一日は暮れて行くんである。旅に出るか。
なーんて衝動に駆られるんである。
帰ってきたばっかりだっつーの。旅に出るための3ステップは、時間、金、そして勢いだと思うのである。
で、次はメキシコだーとばかりに、スペイン語の本なんか買ってしまったのである。
「カタコトのスペイン語がらくらく話せる本」とかいうタイトルがハナから逃げ腰なんであるが、メキシコ行きを声高に主張している手前、外交担当はオイラがやってみようかなあとか。
ブエノス・ディーアス!
んで、アスタ・マニャーナ!
でもメキシコは、とりあえずアミーゴになればなんとかなるらしいので、肩をこう、がしっとつかんで、アンタとわたしはアミーゴよ、と、勢いで押せば、なんとかなるんでないかなあと。とうとう、梅雨が明けたらしい。
夏到来である。
暑いんである。
一日が長いんである。あああ。
7月21日「諸問題いろいろ」うきうき無職ライフは思ったより退職金が出てくれたり、よーわからんけど保険の一時金がおりたり、経済的にはそうせっぱ詰まることなくぼよよんと過ごせそうです。
これでわけわからん事務手続きがなきゃなあ。
国民番号制でこの辺が美しく解消されるなら、どんどん番号つけてくれい。
管理社会?全然オッケー。だいたいなんたら証だのうんたら書だの、書類が多すぎですよ。コンピュータ管理のペーパレスじゃなかったんですか。ああん?長年(でもないけど)連れ添ったプリンタさんがブチ壊れてくれたみたいで、ちょっとやばいカンジです。
いままでは白黒にてプリントアウトの場合は会社のレーザープリンタで美しく、というワザも使えていたのですけど、もうそうもいきません。
うーむ、インクジェットの、適当な値段のヤツを買うかいな。
テキストの出力が多い、しかし年賀状シーズンにはフルカラーも活躍、という使用状況なので今一つレーザーには踏み切れない。いや、踏み切るこたないんですが。職安、いや、ハローワークか、へ行って失業保険の手続きなんぞしてこなければならんのでした。
ところで。
オイラの地元では今、年に一度のお祭りが始まろうとしています。
うっかり街に出ようモノなら馬に踏まれても文句がいえないという空恐ろしいお祭りです(おおげさ)。
騎馬武者やら足軽さんの中をくぐり抜けて手続きしに行くのもバカみたいだし、お祭り休暇で業務が停止している可能性も否定し切れません。
と、そんなカンジで事務手続きを先延ばしにしてしまうオイラが、退職金や失業保険を手にする日は結構先、だったりしてなあ。部屋が部屋というより「巣」に近い状態になっているので、最優先事項は「部屋の掃除」。
全てはそれからですわよ、ええ。
7月18日「いわゆるひとつのターニング・ポイント」飛行機の中で聞いた「レット・フォーエヴァー・ビー」がなんだか凄く気に入って、ケミカル・ブラザーズの3rdアルバムを買ってみる。
良い、良すぎ。なんでわたし今までこれを見逃してましたか。
洋楽は80年代で止まっていたのだよなあ。それ以降でこれはっつーてアルバム買いに走ったのはシャンプーとフールズ・ガーデンと中古で見つけたスパイス・ガールズくらいだものなあ。オアシスもブラーもピンと来なかったし、トーレ・ヨハンソン系(?)も好きだけど買うまでじゃなかったしであんまりまめにアンテナ張ってなかったのよねえ。90年は終わったな、つうて。スカした思い上がりもいいとこです。んで20日というのは祝日なので、実質明日が、オイラが新卒してからずーっと勤めていた会社を円満退社する日なのでございます。
あさってから無職。ビバ無職。アディオス・アミーゴス。
昨日車で会社行って、私物とかマイ資料とかを段ボールに二つばかし持ち帰って、なんかまだ持ち帰らなくてはならないものとかありそうなんだけどそれはまた取りにいきゃいいかどーせしばらくひまだし、とか、そういや退職金て出るのかなーなんにも聞いてねーやー、とか、人がいてるうちは新人を採る予定は未来永劫なしでオイラ永遠の下っ端だったのに、辞めるといったとたん新人採用の面接大会かよ、とか、なんかいろいろ考えたり腐ったりするけどまーいいか。去年の秋からえんえん、ではないのだけど、折りにつけ、ぐだぐだ考えていることがあって、それはつまり、人は死ぬ。いつか死ぬ。結構死ぬ。簡単に死ぬ。
生まれ変わるにせよ極楽浄土に行くにせよ地獄におちるにせよ、そこでその一個の人生は終わる。再開はない。
だから、他人にシャレにならん迷惑をかけない程度に、好きなことをすればいいんです。
ってなけっこうあたりまえのことを、けっこうしみじみうだうだぐだぐだ、実感してしまったし考えてしまっている。まだまだ青いなわたしも。ザ・コブラツイスターズのシングルCDを見つける。
「運命船サラバ号出発」ほか一曲。「ココリコ黄金伝説」というTV番組のテーマ曲なんだそうな。
青臭い、一生懸命、真剣、そんなコトバが恥ずかしいという風潮だった時代にいろいろ感じるところがあったオイラは、この曲はやっぱり気恥ずかしい。でも好き。開き直ってしまったのか。
そんでケミカル。「どんな気分だい」。
7月16日「怪談」「そりゃないぜセニョール」と一番最初にいった人は誰だろう。
FMで3、4年前に聴いた怪談です。それはもう印象深かったので。なお、著作権を主張できるのはこの話をFMに投稿した方です。
「わたしと彼は、一緒に海に遊びに行きました。わたしたちは水を掛け合ったり泳いだり、記念写真を撮ったりと楽しく海で遊んでいました。
その海岸の近くには、そう高くはない、けどけして低くもない崖がありました。
彼はわたしにいいところを見せようと思ったのでしょう。
あの崖から飛び込みする。俺のカッコイイとこ、ちゃんと写真に撮っとけよ。
そういって、崖の天辺まで走っていきました。
わたしは彼が飛び込むその瞬間をカメラに収めようと、ファインダーを覗き込みその瞬間を構えて待っていました。
はたして彼は飛び込みました。
わたしはシャッターを切り、彼の雄志はばっちりフィルムに焼き付いているはずでした。
しかし彼はそれきり、水面にあらわれませんでした。
夏が終わり、わたしは彼の写ったフィルムを現像に出しました。
翌日できているハズの写真を取りに行くと、わたしに気づいた店員はなんともいえない表情をしました。
昨日出した写真、できてますか?
できていますよ。
そういって店員は封筒を取り出しました。しかし、なにか躊躇しているようでした。
どうかしましたか。
わたしがそう訪ねると、いいえなんでも、といいながら、しかし彼女は写真を渡そうとしません。
どうしたんですか?なにか変なものでも写っていたんですか?
わたしがそう聞くと彼女は青ざめたようでした。
とにかく見せて下さい。
わたしは彼女が手に持ったままの封筒を奪うように取り、写真を取り出しました。
海で遊ぶわたしと彼。
崖の上でピースサインを向ける彼。
そして次の写真には。崖から飛び込んだ風圧で海パンが脱げ
フルチンナマ尻となった彼の姿が写っていたのでした」……すまん。
7月13日「今度は買ってみようかなとか」エールのつもりかモンゴルボケか、買い忘れてたビームと一緒にコミックバーズも買ってきてしまいました。
こ、これ以上定期購入誌を増やしてどうするのだ、しかも少年(青年?)誌。
なんかつくりが前よりチープになった気もしないでもないですが、親しみやすくていいのってことでしょーか。そんな訳で新生バーズは、陰陽師がない他はバーズでした(なんのこっちゃ)。
えーと、ぶら雲先生、退魔針、BEAST of EAST、BIRTH……と、チェック入れてたやつはみな無事に続いてました。退魔針が特別読み切り編だけどさ。
単行本も続き物はほとんど復刊&続編刊行と相成るらしい。とりあえず退魔針の8巻、BIRTHの2巻が7月29日発行予定。うあーい。
んなかんじで今度はなくならんように定期購読してみっかいなと思ったりもするんだけど、ソニー・マガジンズ……ぬぬぬ、ソニー。ううーっと、み、見なかったことに。ビームの方は、なんか「うわ貧」誌でどあほうなことが書かれてちょっとしゃれんならん騒ぎになって、休刊なんてデマ、とりあえず来年の5月までは確実に発行されます、でもそれ以降はアナタ次第よ、というような文章が8月号の436Pに載ってますです。なーにやってんだか。
激烈にイチオシ中の「PLANET 7」はOちゃんがふっきれてますます可愛い。してお吟さんがますますかっちょいいのこと。ぜひ一読を。
巻末の金平氏は毎回作風が違うように見せかけて根底は一緒というか、結構好きなんだけどこのチョーシで突っ走るのでしょうか。長編とか……やっぱいいや。
とかなんとかビームの読者以外にはサッパリわからんはなしでした。なきゃないで結構平気だなーとか思ったりした。だだ広い草原の中馬に揺られて。
でもそれは一時の感傷で、実際の所わからない。
7月11日「異種格闘戦完敗のこと」帰ってきました。
なんらトラブルなく。すばらしいわ。
旅行記らしきものはちんたら書いてアップしたいと思っています。そのうち、たぶん。んで、晴女vs.雨女勝負はオイラの全敗でした。
おそるべしイナゴちゃん、エアーズロックに雨を降らせた女。騎馬トレッキングとか重要な局面ではピーカンだったのだけど、一日として雨の降らない日はなし。
だいたい初日、仙台は土砂降りで、彼女たちが空港へ向かうJRは雨のため10分の遅れ、空港バスには乗り遅れ、タクシーを飛ばして搭乗手続きにぎりぎりで間に合うという体たらく。
カラコルムでは遺跡見学を終えた頃から空模様はどんどん不穏になり、ポツポツ来始めてバスまでダッシュ。乗り込むとほぼ同時に雹混じりの雨が降り始め、雨足が強くなるに連れしまいには1センチ大の雹がどかどかバスに注ぐ中をツーリストキャンプへやっとこ到着。
最終日も朝からどんより雨模様で、日本では着いたときこそ晴れだったものの、仙台へ向かう国内便の中「仙台は雨、気温は19度」とアナウンス。
いえーい、キレイにオチたぜ。そんな訳でわたしの晴女記録は見事途絶え、彼女の雨女伝説はますます充実の一途を辿っておりまする。
これはメキシコなんか行った日にゃ絶対大雨、カスティリヨに昇るどころじゃないぜってことで、縛り上げて置いていくか、連れていってもベロベロに酔わせて前後不覚にしておこうって辺りを検討中です。いや、まだまだ先の話だけどね。
7月 3日「つーことで」モンゴル行ってくるです。
7月 2日「ときのながれにみをまかせ」ちょっとした手違いで、7月20日付で無職になることに。8月いっぱいくらいの予定がなんで7月中旬になったかというと、そこはそれ手違いで。まあいいや。
ちょっとアレなのは、ワタクシはは明日旅行に行く身で、帰国予定は10日で、7月というのは20日が祝日で、よーするに引継から後かたづけからいろいろいろいろ約1週間で終わらせなくてはならないというこの事実。
あああめんどい。しかし7月で仕事辞めるとかいうと「恐怖の大王」関連で浮かれる若人のようで微笑ましいなあ。つーかタイムリーでヤですね。
先日FMで80年代ガールズ・ポップの小特集をやってて、バンド編がなかなかツボ。
プリプリ、レベッカ、ジッタリン・ジン、パーソンズ、そしてゴーバンズって。うあああああとか呻きつつ、ベイブは、ねえベイブは?とかココロの奥底でつっこみ。ポップとはいいたくないけど、個人的にはゼルダもはずせないわ。サイズも。きりがないわね。
レベッカは最近またちょっと流行ってますね。
んでも「80年代懐かしの」とかいわれると、なんか自分がすげぇ年寄りになったような気がしてちょっとイヤです。ノーマン・ベイツからのお知らせ。
橘高に続いて、オーケンも筋少を脱退。そして筋少は活動休止→凍結へ。そりゃ、いろいろいろいろあるのだろう。けど、な。
嫌なことがあってやるせないことがあってストレスがたまって煩わしさのあまり身動きがとれないとか。
でも別にやり直したいとか戻りたいとか思わないし。めんどうだもの。
前なんか向かなくても止まってりゃ勝手に廻りが流れてて、結果前に進んじゃってるんだから。ぼーっとしてていいんです。んでへらへら笑ってるのよ。カラ元気も元気って、山本正之だっていってるし。なんて、少し説教くせぇの。
ちぇ。
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